バイトへ ページ20
｢じゃあねー！チャンミンっ！｣
CM｢うん、気を付けて｣
｢行ってきまーすっ！｣
その日の学校帰り、駅でチャンミンと別れバイト先に向かった私
何時ものようにリュックを揺らしながらバイト先の裏口へと向かうと
そこに同じ学校の制服を着た女の子が立っていた。
遠くからでも分かる
稲葉さんだ。
稲葉｢あぁっ！Aちゃんっ！｣
｢稲葉さん……どしたの……？｣
彼女が視界に入ったとたんに足が重い。
ゆっくりと彼女に近づくと、彼女はニコニコしながら私に言った。
稲葉｢あ、ごめんね！バイト前に。
昨日ね、キュヒョンに直接告白したんだぁ〜｣
｢あ、そうなんだ……。｣
『ごめんね』という言葉が飾りかのように、彼女は通用口前で話し始めた。
本当はもう中へ入りたいのに。
稲葉｢それでね？言われちゃったの。
頭の良い子は好きじゃないんだって｣
なんだかキュヒョンから聞いていたことと微妙に話が変わっている様な……
｢そ、そっか……｣
稲葉｢キュヒョンて、ちょっと頭の悪い女の子が好きなんだって〜(笑)
ん〜……なんとなく分かる気がすると思ったんだよね〜。
キュヒョン見てると、何となくそういう子と話してる時は楽しそうだもん。｣
｢へぇ〜……そうなのか……｣
彼女に返事を返すのは相槌だけ。
他に何かを言うと更に話が長引きそうだったから。
稲葉｢でも私、『ちょっと頭の悪い女の子』ってのが良く分からなくて。
どうしたら良いんだろう？私。｣
｢へっ？｣
稲葉｢どうやったら良いのかなぁ？『ちょっと頭の悪い感じ』って。｣
｢はっ？｣
それを聞きに？わざわざ？ここまで？
呆れたのと同時に、このくだらない時間
バイト時間をロスしてしまったことにムカムカしてきた。
稲葉｢Aちゃん？教えて欲しいんだけど〜｣
｢あっ！ごめんねっ！バイト行かなきゃだから！じゃあねっ！｣
彼女の話を遮り、私は彼女に背を向けて通用口の扉を開けた
すると、稲葉さんはそんな私に尚も話しかける。
稲葉｢バイト終わったらまたファミレス付き合って欲しいんだけど？Aちゃん？良い？｣
ヤダヤダヤダ！
絶対っ！嫌っ！！
私は振り向き、キッパリと断った。
｢ゴメンッ！バイト終わったらチャンミンと約束あるのっ！だから無理っ！じゃあねっ！｣
断れたことにほっとしていると、ドアが閉まる一瞬に
彼女の呟いた言葉が私の耳に入った。
『良いなぁ〜。Aちゃんだけずるいよね〜いつも(笑)』
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alexis(プロフ) - 裕さん» 裏の顔……ヒロインちゃんだけが知らない？いやいや！思い出して？付き合い前の彼を！苦手だったもの！(@_@) (2020年10月7日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 彼女のことはこれからですぜ( *´艸) (2020年6月3日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲葉さん、静かなのが怖いわ・・・・そして彼女成績は？！wwwwwwwwwwww (2020年6月2日 14時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» トップシークレット扱いです( *´艸) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» いつか見られるとは思いますけれども・・・(笑) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年12月25日 14時
