元気ない ページ18
翌日、学校に行くと既にキュヒョンは教室に居た。
自分の机に座って、ぼーっと空を見つめている。
何かあったのかな？
私はキュヒョンへとそっと近づくと、後ろからひょこっと顔をだして
『おはよ』と声をかけた。
ｷｭ｢おぉ！ビックリしたぁ……｣
｢ふふっ(笑)昨日、稲葉さんどうだった？｣
控えめな声でキュヒョンにそう聞くと、あからさまに『はぁ』とため息をついた。
ｷｭ｢俺〜……あの子、本当ムリ｣
珍しい。
キュヒョンからそんな言葉を聞くなんて。
自分に好意を寄せてくれている女子には、これまで大体優しかったキュヒョンなのに
もとからあまり彼女の事を良く思ってなかったとは言え
今回は今までと様子が違うようだ。
｢何か言われたの？諦めてくれなかったとか？｣
キュヒョンの項垂れた顔を覗き込み、笑顔の消えたその様子を心配していると
うちの教室にチャンミンがやって来た。
CM｢あっ！ほらまた距離が近いーっ！｣
来るなり文句を言って私を引き寄せたチャンミン
私はチャンミンに後ろから強めにキュヒョンから遠ざけられた。
｢もぉ！チャンミンっ！今キュヒョンから話し聞いてるのにーっ！｣
羽交い締めにも似たように身動きができない私は、チャンミンに文句を言うと
キュヒョンはこちらに顔を向けて笑った。
ｷｭ｢うるさいんだよ朝から(笑)｣
｢ほらっ！チャンミンうるさいってー｣
CM｢どうだった？昨日｣
チャンミンに捕まえられながらジタバタしている私を気にも留めずに、チャンミンはキュヒョンにそう言うと
キュヒョンは机から降りて椅子に横に座った。
ｷｭ｢嫌いだ、俺。アイツ｣
そうぼそりと呟くと、椅子の背もたれに凭れて
悲しそうな表情をした。
するとそれを見たチャンミンは、私を抱えたまま私の席に座り
私はチャンミンの上にちょこんと乗った。
｢離してよっ！チャンミンっ！｣
CM｢アイツ、何か言ってきた？｣
｢ちょっとっ！｣
私のお腹にがっちり両手を回して離そうとしないチャンミン
その腕をほどこうとしても、私の力じゃほどけない。
そんなのに気にも留めず、普通に会話が続いていく二人。
ｷｭ｢"付き合えない"って言ってるのに『なんで？どうして？』って。｣
CM｢ひかなかったのか(笑)｣
ｷｭ｢うん。だからタイプじゃないからって言ったのに……どんな人なら俺と付き合えるのかって｣
CM｢さすがに怖いな、アイツ｣
ｷｭ｢だろ？だから言ってやったんだよ
『ちょっと頭の悪い子が好き』だって｣
CM｢あはは(笑)なるほどっ！｣
ｷｭ｢あれきっと諦めてないよ、絶対｣
稲葉さんて、怖い。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 裏の顔……ヒロインちゃんだけが知らない？いやいや！思い出して？付き合い前の彼を！苦手だったもの！(@_@) (2020年10月7日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 彼女のことはこれからですぜ( *´艸) (2020年6月3日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲葉さん、静かなのが怖いわ・・・・そして彼女成績は？！wwwwwwwwwwww (2020年6月2日 14時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» トップシークレット扱いです( *´艸) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» いつか見られるとは思いますけれども・・・(笑) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年12月25日 14時
