ごめんね ページ12
稲葉｢でもね……直ぐフラれちゃったの。
″好きな人がいるから″って｣
｢……。｣
チャンミン……。
ずっとそうして私を好きで居てくれたんだなと
今更ながらに、人知れず感動していた。
稲葉｢今思うと、チャンミンはずっとAちゃんが好きだったのよね。｣
｢あ、えっと……｣
稲葉｢私と同じ。チャンミンも、ずっと片想いしてたのに。
……なのに、Aちゃんとチャンミンが付き合うまで
私、チャンミンが諦められなくて。
ごめんね？
チャンミンがAちゃんのこと好きなの、途中から分かってたんだけど……｣
｢えっ？そっそうなの！？｣
そんなに周りから見てチャンミンて分かりやすかったのかと
それも今更ながらビックリしていた。
稲葉｢Aちゃん、ずっとチャンミンに冷たかったじゃない？｣
｢えっ……それは、ずっと意地悪されてたからで……｣
稲葉｢その意地悪だって、私から見ると羨ましかったんだから｣
｢羨ましい？｣
稲葉｢うん(笑)
チャンミンて全然違うんだもん、Aちゃんを見る顔と
そうじゃないときの顔の差が｣
｢……。｣
そうか……
そんなに分かりやすかったのか。
当事者は全く気付かなかったな、と
あの頃の自分を不憫に思った。
稲葉｢だから、そんなだったら私にチャンミンちょうだいよ！って、思ってた。
ごめんね｣
｢稲葉さん……｣
″ごめんね″
その一言で、これまでの稲葉さんの私への思いも
全部チャラになった気分だった。
稲葉｢チャンミンを諦めようって思ってた時に
キュヒョンが私の中で目立つ存在になってきちゃって。
ずっと観察してたら、どんどん……好きになっちゃって｣
小さく肩を窄めてそう言った彼女の言葉は
私には何一つ嘘には思えなかった。
｢そうだったんだね｣
稲葉｢うん｣
｢じゃあ、私にキュヒョンのことを色々聞いてきたのはなんでなの？｣
稲葉｢Aちゃん、キュヒョンと同じクラスでしょ？｣
｢うん｣
稲葉｢あと、キュヒョンがチャンミンの次に気を許してるのってAちゃんだと思ったから｣
｢えっ？そう？｣
稲葉｢チャンミンに向ける顔と、Aちゃんに向ける顔
キュヒョンはどっちも同じ顔なのよ｣
｢え？でも、舞だって仲良いのよ？｣
稲葉｢舞ちゃんとはまた違うのよね〜。
ん〜……なんて言ったら良いのかなぁ……
何があっても崩れない信頼みたいなものがあるような｣
｢信頼……｣
おおっ！キュヒョンよ！
そうかそうか！信頼してんのか！私を！
稲葉さんから言われた言葉が
思いの外嬉しかった。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 裏の顔……ヒロインちゃんだけが知らない？いやいや！思い出して？付き合い前の彼を！苦手だったもの！(@_@) (2020年10月7日 23時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 彼女のことはこれからですぜ( *´艸) (2020年6月3日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲葉さん、静かなのが怖いわ・・・・そして彼女成績は？！wwwwwwwwwwww (2020年6月2日 14時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» トップシークレット扱いです( *´艸) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» いつか見られるとは思いますけれども・・・(笑) (2020年6月2日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年12月25日 14時
