授業中 ページ49
コソコソッと手紙を返してまた先生の話を聞きながら教科書を見ていると
またもや後ろから腕が伸びてきた。
そしてその手からまた小さな手紙を受け取ると、今度はさっきより長い文章が書かれていた。
”『そう。稲葉頭良い。
1年の時にチャンミンに告ったんだよ。』”
最初の文からあまりの衝撃に思わず
｢えっ！？……っ！！｣
驚いて声を出してしまった。
先生｢Aー？どした？｣
｢っ！あっ！なんか黒い虫が手の上歩いててっ｣
と、咄嗟に誤魔化す。
先生｢なんだよ、Gブリか？｣
｢やだっ！違う違うっ！｣
『あははっ！(笑)』
先生｢虫居なくなったか〜？｣
｢あ、はい。すみません……｣
先生｢はい、じゃあこの続き〜｣
なんとか誤魔化すと、後ろの席でキュヒョンが静かに笑っていた。
ｷｭ｢ふふふっ(笑)｣
｢(怒)！｣
チラッとキュヒョンをひと睨みすると、またさっきの続きから手紙を読み始めた。
”『秒で断られてたんだけど、その後も諦めてなかったみたいでさ
なにかとチャンミンに話しかけたりしてて。
でもAと付き合ったことが皆に知られてから、何となくあきらめたっぽくて。
でも今度は俺に話しかけてくることが多くなって、Aのことも『仲良いのか』とか聞かれたことあるし。
でも稲葉、今度はチャンミンと同じクラスだろ？
なんかヤバくない？』”
……ん〜
チャンミンが告られたことはさておき
これってヤバいの？
と、素朴な疑問を抱いた。
”『チャンミンはちゃんと稲葉さんに断ったんだよね？
じゃあ今度はキュヒョンのことが好きになっちゃったんじゃないの？
私がキュヒョンの近くに居るからやきもちやいたとか？』”
そう書いて後ろに回すと、結構早めに返事が返ってきた。
”『あんなにずっとチャンミン好きだったのにかぁ！？
そんな直ぐ俺のこと好きになる！？
稲葉頭良いから何か企んでんじゃねぇーの？
怖いわっ！！』”
キュヒョンは何をそんなに稲葉さんを恐れているのだろうか？
稲葉さんて、綺麗じゃん。
どちらかといえばキュヒョンのストライクゾーン内の女子なのではないだろうか？
そんな子に好かれたら、嬉しい筈では？怖いって何だ？
益々私の頭の中にハテナマークが並ぶ。
”『キュヒョンのストライクゾーン内の顔じゃん、稲葉さんて。
付き合っちゃいなよ！』”
後ろへ手紙を返すと、程なくキュヒョンはむせた。
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裕(プロフ) - りんさん» ピンポン♪wここまでありがとうございました♪次章もよろしくお願いします！ (2019年12月25日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» 真実はなんなのだろう？？というところで次章へ続きます(*´ω`*)ありがとうございました♪ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンのストライクは、ヒロインちゃん (2019年12月24日 18時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - 裕さん、しつこい女子は嫌われるぞ(-.-)誰、狙い？それでは？素敵なｸﾘｽﾏｽ.ｲﾌﾞになりますように！ (2019年12月24日 14時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんさん» しーんぱいないさー♪w (2019年12月24日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月3日 23時
