ご褒美下さい。 ページ44
｢えぇっ？ご褒美なんて、私よりキュヒョンのがお金持ちでしょ！
私そんな何でも買えるほどお金なんか持ってないもん！｣
何か高いものをねだられては困るから
必死でそれを断ったけれど
そもそも、キュヒョンが1位になったところで
私には何もメリットはない。
ご褒美を私から貰うのは筋違いで
ねだるのならば、お父さんやお母さんなのではないか？
と、段々と正論が湧いてきた。
ｷｭ｢Aになんか買ってくれとは言ってないだろ〜？
スポーツで1位になればメダルやトロフィーが貰えるように
勉強で頑張ったら、やっぱり何か欲しいと思うだろぉ？
それと同じだよ｣
｢……それさぁ、なんで私がご褒美あげなくちゃいけないわけなの？
キュヒョンが1位になっても私にはメリットないよ？｣
ご褒美を貰う気満々のキュヒョンに正論をぶつけると
キュヒョンは何故か少し目を見開きながら反論してきた。
ｷｭ｢メリットってなんだよぉ〜！
友達が！しかも彼氏の親友のこの俺が1位になったらAだって鼻が高いだろぉ？｣
｢別に｣
ｷｭ｢あははっ！『別に』かよっ！
でもなぁ？ずっと1位のチャンミンが2位になったら凄いことになると思わない？｣
｢うん……なるかもしれない｣
ｷｭ｢もしかしたら、ずっと一緒だったAが離れたとたんチャンミンが2位に転落して
その代わり俺が1位になったら、Aは幸運の女神かもしれないって、噂になっちゃったりしてさ〜｣
｢幸運の……女神？｣
ｷｭ｢そうそう。
実際、そんなことができたら皆Aへの見方が変わるかもしれないな〜」
｢見方が……変わる？｣
ｷｭ｢うん、そうそう！｣
周りの見方が変わるということは……これまで感じてきた居たたまれなさみたいなものが無くなるということだろうか？
そしたら”『やっぱりあの子、チャンミンの隣にいて良かったんだよ』”的なものに変換されたりして
皆、私をチャンミンの彼女として好意的に見てくれるようになるのかなぁ……
キュヒョンに言われたことを頭の中で色々なパターンに変換して考えてみた。
ｷｭ｢そしたらほらっ！Aは俺に必然的にご褒美あげる立場な訳じゃん？｣
｢……そおなの？｣
ｷｭ｢そそ！｣
｢ちなみに、私に何を期待してるわけ？｣
キュヒョンが言う『ご褒美』とは何なのか？
少し気になって聞いてみた。
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裕(プロフ) - りんさん» ピンポン♪wここまでありがとうございました♪次章もよろしくお願いします！ (2019年12月25日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» 真実はなんなのだろう？？というところで次章へ続きます(*´ω`*)ありがとうございました♪ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンのストライクは、ヒロインちゃん (2019年12月24日 18時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - 裕さん、しつこい女子は嫌われるぞ(-.-)誰、狙い？それでは？素敵なｸﾘｽﾏｽ.ｲﾌﾞになりますように！ (2019年12月24日 14時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんさん» しーんぱいないさー♪w (2019年12月24日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月3日 23時
