観覧車 ページ35
一日遊園地を満喫して、陽が暮れかかった頃
私達はそれぞれのカップルごとに観覧車に乗った
｢楽しかったね、今日｣
段々と上に上がっていく観覧車
狭い空間に、ピタッとくっつくように隣同士座る
景色が変わっていくのを眺めながらそうチャンミンに言うと
チャンミンは『そうだな』と、後ろから私の肩に顎を乗せて
両手をお腹に回した
背中にチャンミンの熱と、頬には吐息を感じながら
オレンジ色に染まっていく空を見ていた
CM｢頂上着いたらキスしよっか？｣
｢えぇっ？」
CM｢今日してないでしょ？｣
｢あ、うん｣
CM｢早く頂上突かないかなぁ〜♪｣
幸せだな、私
こんなにも私を好きでいてくれる人がいるなんて。
夕日に染まった空を見ながら、そんなことを思って泣きそうになった
朝、電車の中で感じた気持ちも
きっとチャンミンから愛情をもらいすぎてて我が儘になってしまったからなんだ
全てを欲しがっちゃいけない
こんなに私を思ってくれる人を信じなくちゃ
お腹にあるチャンミンの手に自分の手を重ねて、ぎゅっと握った
大きな手
大好きな、チャンミンの手
CM｢A？｣
｢ん？｣
呼ばれて顔を上げると、チャンミンは抱きしめていた両手を解いて
私を自分の方へと向かせた
CM｢頂上まであと少し｣
｢あ、ホントだ〜(笑)｣
頂上の目印のポールを確認していると
チャンミンは私の頬に手を当てた
そして、もう片方の手を私の首に回すと
｢っ……｣
ゆっくりと近付いて、キスをした
チャンミンの唇の温度と、手の温かさ
そして、香り
全てが愛しくて、胸がきゅんとなる
頂上をとっくに過ぎても唇は離れることなく
チャンミンはキスをし続ける
｢んっ……｣
逃げようとしてもすぐに追いかけられて、離れることが出来ない
そのうち、チャンミンは私の背中から腰へと両手を移動させて
体を密着させるように近付けた
私は両手をチャンミンの胸に滑り込ませて、力を入れてチャンミンをゆっくりと押した
｢もう着いちゃうよ｣
CM｢じゃあもう1周しよっか？｣
｢ダメに決まってるでしょ！｣
CM｢っふ(笑)｣
｢ふふふっ(笑)｣
笑い合う私達に、地上が段々と近づいてきて
二人きりの甘い時間が終わった
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裕(プロフ) - りんさん» ピンポン♪wここまでありがとうございました♪次章もよろしくお願いします！ (2019年12月25日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» 真実はなんなのだろう？？というところで次章へ続きます(*´ω`*)ありがとうございました♪ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンのストライクは、ヒロインちゃん (2019年12月24日 18時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
みぃな(プロフ) - 裕さん、しつこい女子は嫌われるぞ(-.-)誰、狙い？それでは？素敵なｸﾘｽﾏｽ.ｲﾌﾞになりますように！ (2019年12月24日 14時) (レス) id: 282608b978 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんさん» しーんぱいないさー♪w (2019年12月24日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月3日 23時
