私の勝ち ページ8
2学期の終業式
皆に配られた通知表は、それぞれが色々な思いがあり
予想より良かった人、その反対も絶対にいるわけで
その中で、私は……
「すっ、スゴイっ！……見事に上がってる」
1学期と比較すると、見事に成績は上がっていて
先生のコメントもポジティブなもの
CM「見せて」
ヒシヒシと喜びを感じている私から、通知表を取ると
チャンミンはそれをじっくり見ていた
「チャンミンのおかげだね！ありがとね！チャンミンっ」
心からのありがとうを伝えると、チャンミンは視線を私に向けて微笑んだ
CM「Aが頑張ったからだろ？
夢が叶ったな。有言実行」
「うん。チャンミンのお陰で、夢が叶いました」
少し照れながら、素直にそう伝えると
チャンミンはホッとしたように微笑んだ
CM「良かった〜。”俺がAの成績を上げてやる”って宣言しちゃったから
これで上がってなかったら凹んでたよ(笑)」
「あははっ(笑)上がらないわけないよっ！チャンミン先生だもんっ」
チャンミンが本当の先生になって、いつか皆に自分の体験談をするとき
こんな出来の悪いやつを先生が成績を上げてやったんだ！
なんて、そんなふうに自慢話として話せるように
私はこれからも頑張っていこうと思った
CM「……Aの勝ちだな。
努力は報われるんだよ。絶対」
「うんっ」
私が笑うと、チャンミンは満面の笑みで私に笑いかけた
この日の帰り道、最寄りの駅を降りて
チャンミンと手を繋ぎながら家へと続く道をのんびり歩いていると
突然チャンミンが私に言った
CM「一先ずAの夢は叶えたから
今度は俺の夢を叶える手伝いをAにお願いしたいんだけど」
「チャンミンの夢を？うんっ！お手伝いするよっ！
でも私、チャンミンが先生になるためになにしたら良いのか分かんないけど……」
CM「先生になる夢じゃなくて……」
「先生になる夢じゃないの？」
CM「うん。もっと……近い夢」
「近い夢？どういうこと？」
話しながら歩いていると、もうすぐそこに我が家が見えてきた
チャンミンは、後数歩の所の家の手前で立ち止まると
私の手をぎゅっと握り直した
「チャンミン？」
チャンミンの顔を見上げた私と目が合うと
私の前へと移動し、向かい合わせになって言った
CM「……俺だけのAにしたい
ずっと……ずっと、思ってた」
「チャンミン……？」
”チャンミンだけの私”
それってどういう……？
・・・え？
もしかして……プッ！ポロポーズかぁ！？
「……。」
平静装いながら、頭の中は慌てふためく私……。
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裕(プロフ) - alexisさん» ムフフ( ´艸｀)新章もまた宜しくお願いします♪ (2019年5月5日 2時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» ありがとうございます！新章立ち上げました〜(*´∀`*)ノ (2019年5月5日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - りんさん» 大丈夫なようで……大丈夫じゃないこともあったり……(笑) (2019年5月5日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» KTさんも、いつもありがとうございます！新章もまた宜しくお願いします♪ (2019年5月5日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ららたまよさん» ありがとうございます(*´ω`*)新章3話程書いたので、またそちらにもコメント頂けると嬉しいです♪ (2019年5月5日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年1月29日 14時
