episode【CM】〜幼稚園-小学生〜 ページ41
僕の家の隣には、僕と同い年の女の子がいる
お父さんもお母さんも妹たちも、隣の家とは家族のように仲が良い
僕と隣の家の子は、まるで兄妹のようにいつも一緒だった
その子の名前は”『A』”
気が付けばいつも一緒だったAは
いつも笑っていて、僕に優しい
だから僕もAが好きだ
幼稚園の送り迎えのバスで、お母さんと離れるのが寂しくて泣いていたAを
僕はいつも慰めていた
いつも笑っているAが泣いている姿を見るのは
何だか悲しかったから
”CM「お歌歌おうよ？とっても楽しいよ？」
「うぇ〜ん(泣)」
CM「僕がいるからね？泣かないで？」
「う、うんっ……ｸﾞｽｯ」
CM「よしよし」”
僕は妹たちにしてあげているように、Aの頭を優しく撫でてあげたんだ
”「チャンミン、ありがと」
CM「うんっ」
「チャンミン、だぁ〜いすきっ！」
CM「ふふふ(笑)僕もAが大好きっ」
「大きくなったらチャンミンのお嫁さんになるっ！」
CM「うんっ！じゃあ僕はお父さんになるっ！」
「お父さんじゃなくてっ！お婿さんよっ？」
CM「じゃあお婿さんっ！」
「約束ねっ！」”
・
僕らは小学生になって、一緒に歩いて学校に通うようになった
朝も帰りも、いつも一緒に学校に行く
たまにAが風邪をひいて学校を休む日は
一人が何だか寂しくて
でも、学校では新しい友達がたくさん出来た
それはAも同じで
いつしか僕らは、学校でも家でも別々に遊ぶようになった
小学4年生になった頃
友達に『チャンミンて、Aのことが好きなの？』と突然言われた
好きとか嫌いとか、そういうことを考えたことが無かったから
突然そう聞かれても、直ぐに返事をすることが出来なかった
すると友達は
”『いつも一緒に帰ってんだろ？付き合っちゃえよ！お前ら』”
そんなふうに僕をからかった
友達数人の前でそんなふうにからかわれて
とても恥ずかしかった
CM「別に好きなんかじゃないよ。Aが勝手に着いてくるんだよ。邪魔なのに」
本心ではなかったけれど
友達にはそう答えた
そしてその日の帰り
僕はいつよのように一緒に帰ろうとするAに向かって
友達の前で言ったんだ
”CM『もう一人で帰れよ』”
その時のAは、とても悲しそうな顔をした
そして僕は、そんなAの顔を見て
今まで痛くなったことが無い胸の奥が
初めてとても痛くなったんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 635人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - 美里さん» 読んでくれてありがとうございます。説明文のとこ？に『準備中です』と書いておいたのですが、見られなかったでしょうか？すみません。数話up出来ましたら全体に公開致します。今暫くお待ち下さい<(_ _)> (2018年12月27日 15時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - いつも拝見しています。裕さんが更新するたび飛んできてます(^o^)次章にパスがついているのは私だけでしょうか？ (2018年12月27日 14時) (レス) id: 1c434293c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - yuritackeyさん» 甘々も気に入ってくれて嬉しいです(*´ω`*)また2章をお願いします<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます(*´∀`*)ノ嬉しいなぁ♪また2章をお願い致します<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
yuritackey(プロフ) - 甘々チャンミン！好きです！w更新が本当に楽しみです！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 37ee1174d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年12月5日 1時
