別人 ページ35
翌日、バイト先では
社員「Aちゃん？」
「…。」
社員「おーい？聞いてる〜？」
昨日のチャンミンの告白に、大分衝撃を受けた私は
あの後……
”『じゃあ帰る！』
CM『あ、うん。じゃあ俺も一緒に…』
『チャンミンはダメッ！』
CM『えっ？』
『今日は一人にして。色々考えたいから』
CM『でも…おばさんに勉強頼まれてるし…』
『今の今で勉強なんか出来るわけないでしょ？だから今日はお休みって事で！』
CM『あぁ、うん。分かった』
『お母さんには私から言っとくからっ！じゃあ！…………ラッキー♪』”
ってな具合で、勉強を中止にした
でもやはりチャンミンの告白にかなりショックを受けていたらしく
”母『A？ご飯落としてる』
『はぁ？……あぁ！』”
”母『A？スマホ裏表逆』
『はぁ？……あっ！』”
”母『A？プリッツ鼻に入ってる』
『フゲッ？……あっ！』”
と、まぁこんなふうに心ここにあらずで
朝を迎えた
そしてバイト中も、昨日ほどではないにしても
集中力がいつもよりなく、ちょこちょこ人の声が耳に入ってこない
YN「Aちゃん？ディスプレイのギフト、2つで良いんだけど」
「はぁ？……あっ！すみません！4個作っちゃった！」
YN「あはは(笑)良いよ。あと2つは向こうで使うから」
「あぁ……ごめんなさい」
大きなミスをしないように気を付けてバイトは頑張ったけれど
やっぱり日曜も上の空は続き
そして月曜がやって来た
「おかーさーん！いってきまーすっ！」
ﾊﾞﾀﾝ
いつもの朝と同じように急いで家を出ると
柵に凭れながら立っているいつもの後ろ姿
”『遅せーよっ！』”
いつもならば振り返りしなにそんな言葉を私に浴びせるチャンミン
でも今日は
CM「おはよう、A」
「っ！？」
なんとも爽やかな挨拶を私に向かってしたのだ
「おっ！おはようっっ…」
電車の時間に間に合わせるため、いつものように競歩並みの早歩きも
今朝は
CM「ほらっ！急ぐぞ」
「っえ！？」
私の手首を掴んで、小走りに駅へ向かう
そこには、いつものような小競り合いは全くなく
まるで、爽やかカップルのように風をきって走る私達がいた
ﾌﾟｼｭｰ…
満員電車内も、いつもは私の目の前に立つ塔のように
冷たく私を見下ろすチャンミンはどこにもいなくて
「っ……」
周りより頭ひとつ分出たチャンミンは吊革を掴み
もう片方の手を私の背中に置いて
CM「大丈夫？」
「う、うん…」
電車の揺れから私を守ってくれていた
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裕(プロフ) - 美里さん» 読んでくれてありがとうございます。説明文のとこ？に『準備中です』と書いておいたのですが、見られなかったでしょうか？すみません。数話up出来ましたら全体に公開致します。今暫くお待ち下さい<(_ _)> (2018年12月27日 15時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - いつも拝見しています。裕さんが更新するたび飛んできてます(^o^)次章にパスがついているのは私だけでしょうか？ (2018年12月27日 14時) (レス) id: 1c434293c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - yuritackeyさん» 甘々も気に入ってくれて嬉しいです(*´ω`*)また2章をお願いします<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます(*´∀`*)ノ嬉しいなぁ♪また2章をお願い致します<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
yuritackey(プロフ) - 甘々チャンミン！好きです！w更新が本当に楽しみです！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 37ee1174d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年12月5日 1時
