ピュアちゃん ページ29
ﾌﾟｼｭ〜…
車両に乗り込み、動き出した電車
学生だらけの車内の隅に進むと、その後を2人もついてくる
本当は一人で居たい
こんな混んでいる電車では、特に。
目立つ二人のそばには居たくないのに
どうしたって２人は付いてくる
ならばなるべく話しかけないで欲しいけれど
ｷｭ「A〜？明日本当に行けない？カラオケ」
普通に話しかけてくる
「行けない」
ｷｭ「即答(笑)」
CM「バイトの後に約束あるって、男？」
別にチャンミンにはどうでも良いことだろうに
そんなことを聞いてくる
「両方」
ｷｭ「え？両方なの？同い年？」
「どうでも良くない？そんなの」
ｷｭ「良くないよ〜。大学生とかにAが騙されるの黙って見てらんないし」
「はぁ？なに、騙されるって」
ｷｭ「A、今どき珍しいピュアちゃんだから。
それを見ず知らずのヤツに荒らされたくないのっ！」
なんだそれ。
……私が今まで誰とも付き合ったことがないから
馬鹿にしてるのか？
妙に真剣に私を見つめるキュヒョンに戸惑いながらも
私とは正反対に、中学からモテモテのキュヒョンが
私を馬鹿にしているとしか考えられなくて
何だかムカムカしてきた
「今どき珍しいピュアちゃんで悪かったわねっ！
どうせ私はモテないわよっ！だからって騙されもしないっ！
っていうか！バイト先にはキュヒョンみたいに変なこと考える人なんていないんだからっ！」
下からキュヒョンを睨み付けると、少し眉を下げて
悲しそうな顔をした
そんな捨てられた子犬みたいな顔したって許してやらないんだからっ！
顔を逸らして窓の外に視線を向けると
今度はチャンミンが口を開いた
CM「男は皆同じだよ。考えてること。
キュヒョンが特別なわけじゃない。
バイト先の男も、お前に隙があればどうにかしようと考えるんだよ」
「そんなことないっ！ふんっ！」
二人に背を向けて、流れていく景色を見ていた
なんでそんなこと言うの？
もしそうであったとしても、二人には関係ないじゃない
……私は恋愛に免疫がないからって
そんなふうに脅してからかってるの？
私だって……私だって
皆みたいに彼を作って恋愛したい
学校帰りにデートをしたり
記念日には特別な想い出を作ったり
でも……
それ程好きな人も居ないし、モテもしない
二人とは世界が違う人間だということは
自分が一番分かってる
『あの子なんか勘違いしてない？』
どこからか聞こえてきた言葉。
ほら
だから二人のそばに居たくないんだ
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裕(プロフ) - 美里さん» 読んでくれてありがとうございます。説明文のとこ？に『準備中です』と書いておいたのですが、見られなかったでしょうか？すみません。数話up出来ましたら全体に公開致します。今暫くお待ち下さい<(_ _)> (2018年12月27日 15時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
美里(プロフ) - いつも拝見しています。裕さんが更新するたび飛んできてます(^o^)次章にパスがついているのは私だけでしょうか？ (2018年12月27日 14時) (レス) id: 1c434293c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - yuritackeyさん» 甘々も気に入ってくれて嬉しいです(*´ω`*)また2章をお願いします<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ゆっこさん» ありがとうございます(*´∀`*)ノ嬉しいなぁ♪また2章をお願い致します<(_ _)> (2018年12月27日 13時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
yuritackey(プロフ) - 甘々チャンミン！好きです！w更新が本当に楽しみです！ (2018年12月27日 12時) (レス) id: 37ee1174d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年12月5日 1時
