第49話：泣かない ページ50
「ヌナ、今日はありがとうございました。」
「どういたしまして。チャミの力になれてよかった。それと、ピアスありがとう。大事にするね。」
するとチャンミンの右手が私の左頬に伸びた。
「…ホント、似合ってる。」
その大人びた表情、言葉に私のドキドキはピークに達した。
「僕は明日、韓国へ帰ります。また当分会えないけど…」
言葉に詰まるチャンミン。
「…僕、頑張ります。」
そう言うと笑った。しかし、その顔は明らかに無理して作ったものだと分かるほど悲しみにあふれていた。
それを感じ取った瞬間、私は衝動的にチャンミンを抱きしめていた。
「ヌナ？」
チャンミンの笑顔を見ると胸が痛くなり、もう見ていられなかった。
何か言ってあげたいけど、今、精一杯頑張っている彼に軽々しく“頑張れ”なんて言えない。
私は”抱きしめてあげる”ただこの方法しか思い浮かばなかった。
「ありがとう。」
チャンミンも私を優しく抱きしめてくれた。
私は泣かなかった。
泣いたら彼を不安にさせてしまう。
そう思い、こぼれ落ちそうな涙を必死で堪えた。
「Aさんに出会ってよかった。本当に…。」
チャンミンのこの言葉。
こんな私でも役に立っている。それを証明してくれているようで嬉しかった。
これから私は彼を支えるため強くなろう、そう心に決めた。
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bonita(プロフ) - ふと、何度も読み返したくなります。希望が実ってだんだん大きくなるのがうれしいです。更新を期待しています (2011年12月17日 11時) (
レス) id: c7055b12e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - SaKi☆さん 返事遅くなってごめんなさい。ぜひぜひ続き読んでくださいね〜☆ (2010年4月30日 9時) (レス) id: 5f15bd0a03 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - じあさん こんばんは☆ｺﾒありがとうございます!!続きあるのでよかったら読んでくださいね♪ (2010年4月10日 21時) (レス) id: c14e66905b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - あけさん はじめまして(*＾-°)。『2』ができました！良かったら読んでくださいね！ (2010年3月8日 16時) (レス) id: e9642bf6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - みなさまへ。『2』はこちらです♪http://uranai.nosv.org/u.php/novel/chami218-2/。チャミとあなた…どうなるでしょう？o(^ー^)o (2010年3月4日 21時) (レス) id: 7afdf88044 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃ〜み〜
