第３話：非情な運命 ページ4
それから数日間は仕事が忙しく、あのペットショップに行くことが出来ずにいた。
あの猫と彼のことが気になっていたため、最近は何をするにも上の空だった。
「Aさん、これはどういうことだね？！」
仕事中、上司に指摘され、私は初めてミスをしたことに気が付いた。
単純なミス。けれど、完璧主義な私はこの些細なミスがとてもショックだった。
そしてその日の夜、へこんだ気持ちの私はペットショップへ向かった。
あの子がいるいつものところへ行ったが、ボックス内は何もなかった。
「あれ？移動したのかな？」
端から一つずつボックスを覗き込み探したが、あの子の姿はなかった。
「飼い主見つかったのかな…。」
他の子に比べて大きなあの子に飼い主が見つかる確率が低い事は分かっていた。
私は勝手にいい方に考え、自分を納得させようとしていたのかもしれない。
帰ろうと出口に向かう途中、ふと、お店の奥のプラスチックのキャリーが目に止まった。
そしてそのキャリーの中にはあの猫が不安そうな顔で入っていた。
「すみません。あの猫、飼い主見つかったんですか？」
私は思わず店員さんに話しかけた。
「あぁ、あの猫ですか…。見たらわかるように大きくなりすぎているでしょ。処分ですよ。」
「処分？！」
店員の冷血な言葉に耳を疑った。
「ちょっと、処分って…殺すってことですか？」
「ええ。このままここにいても売れないし、こっちも商売なんでね。」
「あの子は生きているんですよ！」
私は店員の態度に思わず声を荒げた。
「じゃあ、お姉さんが飼ってくれるの？」
「えっ…。」
猫を助けたい気持ちはあるが、現実的に無理な状況の私。返事に困った。
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bonita(プロフ) - ふと、何度も読み返したくなります。希望が実ってだんだん大きくなるのがうれしいです。更新を期待しています (2011年12月17日 11時) (
レス) id: c7055b12e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - SaKi☆さん 返事遅くなってごめんなさい。ぜひぜひ続き読んでくださいね〜☆ (2010年4月30日 9時) (レス) id: 5f15bd0a03 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - じあさん こんばんは☆ｺﾒありがとうございます!!続きあるのでよかったら読んでくださいね♪ (2010年4月10日 21時) (レス) id: c14e66905b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - あけさん はじめまして(*＾-°)。『2』ができました！良かったら読んでくださいね！ (2010年3月8日 16時) (レス) id: e9642bf6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ〜み〜(プロフ) - みなさまへ。『2』はこちらです♪http://uranai.nosv.org/u.php/novel/chami218-2/。チャミとあなた…どうなるでしょう？o(^ー^)o (2010年3月4日 21時) (レス) id: 7afdf88044 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃ〜み〜
