[A3!]仕事やめました。[男主] (ページ3)

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No.3 ページ3

あれから３日が経った。

今日いづみさんに仕事内容や、
劇団について色々教えてもらうために会う約束をした。

予定の時間より一時間ほど前に
忙しく手が離せないので直接カンパニーに来てほしいと連絡が入った。

菓子折りを持ちスーツ姿でカンパニーへ向かい、
少し緊張する気持ちを抑えチャイムを鳴らす。

『はーい！どちらさまでしょうか？』

「あの、立花いづみさんはいらっしゃいますでしょうか？」

『監督！お客さんです！！』

インターホンから劇団員であろう爽やかな声が聞こえると
すぐに玄関が空いた。

いづみ「ごめんねー！来てもらっちゃて…ってそんな格好で来なくてもよかったのに！！」

「あ、一応これから職場になるし、気持ち的にスーツにしました(笑)」

かっちりとした格好に少し驚かれながらも
すぐに中へと通してくれた。

談話室へ入ると大勢の声が聞こえた。

「おじゃまします。」

そう声をかけると、
みなさんこんにちは！と爽やかに部屋を出ていった。

それにしてもイケメンが多いな…。

いづみ「Aが来ることはみんなに伝えてるよ。とりあえず先に話がしたいから席はずしてもらった、あとでみんな紹介するね。」

「あ、分かりました。お願いします！」

カンパニーには春夏秋冬の四つの組があること、
借金を抱えてたこと、次の公演のこと、
お給料のこと、僚のこと、たくさん説明を受けた。

いづみ「ーーっとこんな感じかな？なにか質問ある？」

「僚のことなんですど、マンションの契約の問題で、今すぐには入れないんですけど、俺もお手伝いとかしたいんで、ゆくゆくは入りたいです。」

いづみ「そのことなら大丈夫だよ！部屋も空き部屋がひとつだけあるし、そこに入る人今のとこはA以外いないからいつでも大丈夫だよ！」

「じゃあ、お願いします！」

「了解！そしたら、みんな呼んでくるね。」

と、いづみさんが部屋を出た。