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「莉犬がそう言うなら…仕方ないですね。なーくんがトラブルを起こすことがないとも言いきれませんし…」

「じゃあるぅちゃんも出席ね〜。…ちょっと待って今のどういう意味?」

「俺も1週間後なら予定多分無いし出れるで。
さとちゃんがお酒酔ったら止められるの俺ぐらいやしな」

「飲まねえよそんな」

そう言って笑い合うさとみさんとジェルさん。
真白側の人とも仲が良かったんだ。初めて知った。

「はーいじゃあジェルくんも出席と。ころんはまあ言わなくても出席でしょ?じゃあおっけー、みんなそれぞれそこに書いてある中からお得意さんに手紙書いて招待しといてね〜。結局集まったの俺たちだけっていうのだとさとちゃん泣いちゃうから」

「ぴえんぴえーん…て泣かねえわ。
お前らなんか勘違いしてるかもだけどまだ結婚じゃないからね?あくまで婚約しました〜、桃ヶ崎と真白が手を組みました〜の見せびらかし会だから。頼んだぞ」

さとみさんの声に合わせて私も一応ぺこりと礼をしておく。


その後は売上の確認やら裏での物流拠点やら、あまり聞いていけなさそうな会話をして、お開きになった。

「A、ちょっとお手洗い言ってるから先車乗ってて」

「はい!了解です」

さとみさんとそう言って一瞬だけ別れる。
七森さんに教えてもらった道を一人歩いていると、急に視界が暗くなった。

「だーれだ?」

「…ジェルさん?」

「さっすがー、物覚えええなぁAちゃんは」

ジェルさんは、さとみさんとは違う系統だけど、同じく落ち着く声をされているのですぐに分かった。

でもなんで私に用が?

「どうされました?」

「さとちゃんのかわいい大事なAちゃん1人にしてられへんと思って。誰が何するか分かれへんやんか?」

「そんな…申し訳ないです。ジェルさんの時間を頂けませんよ」

「ええねんで、Aちゃんのためなら時間使ても。
せや、さとちゃんとの生活はどうなん?あいつ素っ気なくない?苦しかったらいつでも来てええねんで?」

「お気遣いありがとうございます。全然そんな事ないですよ!さとみさんに癒されてます」

するとジェルさんは思い出したようにカバンから名刺を出すと、裏に何かを書いた。

「なんか辛いことあったらここに電話し。
あいつたまに女の子の気持ち分かれへんような結構えぐいことするから」

「ありがたく頂いておきます…」

私の知らないさとみさんの一面と思うと興味があった。教えてくれたジェルさんに感謝せねば。

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にぁ(プロフ) - 表記変えました〜何卒<(_ _)> (2020年11月8日 22時) (レス) id: 0d303f2cf8 (このIDを非表示/違反報告)
にぁ(プロフ) - 関連作品の所に出てくるのなんでだ...と思ってたら関連1位って何事ですかありがとうございます ;; (2020年11月7日 1時) (レス) id: 0d303f2cf8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にぁ | 作成日時:2020年10月11日 15時

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