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あの後私たちはご飯を食べて、案内して貰った大浴場を1人で使い、あとは寝るだけとなった。
お風呂の広さには私も驚いた。しかもちゃんと手入れもされており綺麗で、浴槽で泳ごうかとソワソワしかけたが、誰かに見られていたらと思いさすがに辞めた。
パジャマはどうしたものかと思っていたけれど、さとみさんに「気にせず入ってきて」と言われたので(気にはするけど)何も準備せずに入って出たらご丁寧にジャストサイズのネグリジェが用意されていた。
伝えた覚えは全くないけど何故か胸のサイズのちょうど良いインナーもあったので、ご厚意に甘えて着用した。
部屋に戻るとさとみさんはお風呂に行ったらしく、広いお部屋に1人になってしまった。
「…頭パンクしそう」
呟いてみるけれど一瞬にして広すぎる部屋に声は吸い込まれていく。
色々濃すぎた。
1人になる時間も今が初めてのように感じられる。
「これからどうなっちゃうんだろう…」
本当にどうなってしまうのだろうか。
トントン拍子に進んだ縁談は結局成立したの?
あれから両親にも会えていない。
さとみさんは私に興味が湧いた、と言っていたけれど一体何を教えられるんだろうか。
ベッドの上で勝手に大の字に倒れると、不意にスマートフォンが通知音を鳴らす。
見ると、ころんからだった。
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にぁ(プロフ) - 表記変えました〜何卒<(_ _)> (2020年11月8日 22時) (レス) id: 0d303f2cf8 (このIDを非表示/違反報告)
にぁ(プロフ) - 関連作品の所に出てくるのなんでだ...と思ってたら関連1位って何事ですかありがとうございます ;; (2020年11月7日 1時) (レス) id: 0d303f2cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にぁ | 作成日時:2020年10月11日 15時