＊プロポーズ(仮) ページ8
「…公表って彼女がいるってこと？」
『うん、Aが彼女ですって！』
「わ、私だってことも言うの？！」
『だって後から彼女は誰だって特定されてわかった方が炎上しそうだし、それならちゃんと俺から言いたいなって。』
「確かに…。」
『もしかしたらそれでまたAのDMとかが荒れちゃうかもしれないけど、でも一時的だと思うんだ。
その間はもちろん俺が守れるようにするし…。』
「でも…そのせいで離れちゃう人とかいるかも…。」
『離れる人はいると思うけど、わかってくれる人も沢山いると思う。そういう人を大事にしたらいいかなって。
それにいずれ結婚した時にバレるんだし…』
「…へ？結婚？」
『うん、今すぐじゃないけど！』
「け、結婚って誰と…」
『え？Aとに決まってんじゃん。あ、流石に重い？』
「いや…もちろん…嬉しい…え、あれ」
自然と涙が止まらなくなる。
『え？！なんで泣くの？！』
「めいちゃんの未来に私がいるんだ…って思ったら、嬉しくて…」
『ねぇ、当たり前じゃん。ただでさえ俺らの付き合いって難しいんだからさ、未来も考えるよ。』
「こ、これ実質プロポー…」
『あ！違う！いや違くないけど！プロポーズはしっかりちゃんとまたするから！』
「ふふふ、ありがとう。」
『まぁだからさ、今度機会見て公表しよう。』
「うん、ありがとう。」
『よし！お風呂入ろっか！』
「うん！」
『え？一緒に？いいの？』
「え？！え？！や、それは！え？！」
『冗談www』
「もう！からかわないでよ！」
『まぁそれはまた今度ね。』
「こ、こん、こん？！」
『はは、キツネかよ笑
もうそろそろさ、俺にも慣れて？』
…ﾁｭｯ
「ひゃ！」
『もー、ただのキスなのにそんな反応しないで！』
彼氏が初とかでもないのに、私は未だにめいちゃんからの行動に全て乙女みたいな反応をしてしまう。
まるで初恋のように。
『今日はここまでにしとくけど、元気になったらちゃんと覚悟しといてね！』
「えっ、え…！う、うん…///」
…と妖艶な笑みを浮かべながら、お風呂に行く愛しい人。
こんなに一緒に考えてくれて、私がいちばん嬉しいことを選択してくれて、こんなに幸せ者でいいんだろうか。
本当にもっと早く相談してればよかった。
薬よりも何よりの特効薬はめいちゃんからの言葉だったようで、私は直ぐに元気を取り戻した。
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sana(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» 訂正しました！ありがとうございます！ (2023年3月17日 1時) (
レス) id: 002cc63ec6 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます！最新のあなめと花見回にて、最後の方が名前変換が機能していないところがあります！よろしければご確認くださると嬉しいです！ (2023年3月16日 8時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2023年3月7日 10時
