大人気歌手と社畜。

七話。 ページ9

Aside








「続いてのコーナー！このコーナーでは、あのAさんに色々聞いてみたいと思います」

『よろしくお願いしまーす』







この番組では、質問を結構されるらしい。生放送だからしっかりしないといけない。

そして、順調に好きな食べ物とか苦手なこととかを答えていった。







「では、最後の質問！ずばり、好きな人とかっていますか？」






え、好きな人？



そういうのってどう答えたらいいんだ？なんかニュースとかになると嫌だし。


素直に独歩くんって言っていいのかな。いや、でも世間に推しを言うなんて…しかもまだ全然知識が足りないし。









『んー…好きな人ですか。困りますね…。でも、最近ヒプノシスマイクを持ってる方々にハマってます！』


「ああ、今流行りの！！かっこいいですよねー」





よかった。アナウンサーの方のおかげでうまくいった。








・








でも、次の日こんな大事になるとは思ってなかった_______









・







「Aもヒプマイ好きなんだって！」
「マジで！？意外なんだけど！」
「今までそういうのはあんまり言ってなかったよな」






うん。この状況やばいな。

駅で仕事場に向かう途中、座ってる子や立ってる子まで私の話題を話してた。


SNSで検索をかける。すると、「A」と入力しようとしたところで、トレンドが既にAとヒプマイ関連で埋まっている。



いや、やばすぎでしょ。そんなに反応する？

しかも、マネージャーからの着信凄いし。きっと怒られるんだろう。軽率な発言をするな！とかね。






「あっ、あれ、Aじゃない？」





街である人が言った。

振り向くと、たくさんの人が笑いながら近づいてきた。






『ああ、本当運がついてない…！！』






そして、猛スピードで走った。




ーーー
夢主ちゃんを描いてもらいました！

めっちゃ可愛いです…！！
もう、嬉しすぎて作者涙()

ありがとうございますm(_ _)m

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