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四話。 ページ6

Aside



あー、疲れた。

本当は渋谷や新宿にも行ってみたかったけれど、明日は、ライブだし残念ながらやめた。
と言っても明日のライブは新宿でするんだけどね。



独歩くんに会えたらいいな。なんて、そんな私のライブに来てくれるような人じゃないと思う。あんまり歌手とか知らなさそうだし。






そんなことを思ってると、スマホから着信音が鳴り始めた。

誰だろ。







『もしもし』

「ああA、俺だ。明日、成功しろよ」








この声は、マネージャーか。

いつもライブの前日に電話をしてくる。
高学歴をもってるのに、何故かこんな歌手のマネージャーをしてる。もったいない。






『分かってるよ』

「てか、今日またどっか勝手に行ってただろ。いい加減やめろって何度言えば済むのか…」

『ごめんごめん』







説教が始まるとめんどくさいし、そのままきった。


























独歩side






「あ、当たった……」







俺、観音坂独歩は今、人生での幸運を使い切ったかもしれない。

何故なら、






「Aのライブ…」






CDに付いていたライブの抽選チケット。


Aのライブのチケットの当たる確率は宝くじよりも低いと噂だ。
それが、まさか俺みたいなしがないサラリーマンに…!!






いやいや、でも俺みたいなCDを一枚しか買ってないにわかが貰っていいのか?他の人は100枚くらい買っても当たらないのに。

しかも、こんな幸せがあったら後からその倍の不幸が起こりそうだ。







「やっぱり、やめようか…」

「いや、独歩、何言ってんの!?せっかく当たったなら使えばいいじゃーん」

「だって、俺みたいなやつがAのライブに行くなんて…」

「いいよ!!ライブに行くくらい別に大丈夫!」







そう、一二三におされ、俺は行くことに決めた。
























とうとう、ライブ会場の前。男女問わずぞろぞろと中に入っていく。

ああ、緊張する。





「俺ならいける…俺ならいける…」




そして、俺は暗唱しながらライブ会場へと踏み出した。

五話。→←三話。



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- めっちゃ気になるところで終わった…神作を作る神様は消えてしまったようだ (2022年5月12日 22時) (レス) @page14 id: ac86c954c4 (このIDを非表示/違反報告)
ききき(プロフ) - すごいとこで終わったなあ笑笑 (2021年12月31日 10時) (レス) @page14 id: f1185728b3 (このIDを非表示/違反報告)
世成 - あれ、完結してる() (2021年8月6日 23時) (レス) id: fb31e5b43b (このIDを非表示/違反報告)
くま - え、めちゃくちゃ気になるとこで終わっちゃった爆笑爆笑 (2021年6月17日 18時) (レス) id: d8c64a6aa7 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ中毒 - なんか凄い良いところで終わってて泣きそう() (2020年8月17日 21時) (レス) id: c0b9da0cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラッキー | 作者ホームページ:ラッキー  
作成日時:2018年10月20日 20時

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