十話。 ページ12
Aside。
「次のDステ、出ろよ」
『了解でーす』
Dステか…。ちょっと前に出たはずなのになんで、あ、新しいCDの宣伝か。なるほど。
はぁ、スタジオで他の歌手の曲聞くより独歩くんのラップのほうが聞きたい…。
てか、シブヤディビジョンと戦う時のラップの動画が配信されたけど神過ぎる。幼馴染の絆が本当に神。
「何ニヤニヤしてるんだ」
『え、ニヤニヤしてないけど』
「本当か?最近帰るときも素っ気無いしもしかして好きなやつができたか?なんて」
『は!?!?』
つい、車の中なのに立ち上がってしまった。マネージャーは口を開け目を見開いてる。
「…え、本当か?」
『ち、違う』
否定をしても、そのAの真っ赤な顔と否定する必死さは肯定しているようなものだ。
「…嘘だろ……」
マネージャーは、大変落ち込んでいる姿が溢れ出てる。
もう否定しても意味ないし私は諦めた。
「…恋をすることに文句は言わないが、これだけは言う。お前は歌手だ。お前を好きな人だってたくさんいる。そこのところを分かっておけよ」
マネージャーは顔を押さえながらしぶしぶ話した。
そんなこと私だってわかってる。というか、独歩くんは恋をしたというよりもファンとしてラップが好きなだけだし。
恋なんかしない
マネージャーが打ち合わせの内容などを話すなか、私はただ呆然と車の窓の外の景色を眺めた。
.
758人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆ - めっちゃ気になるところで終わった…神作を作る神様は消えてしまったようだ (2022年5月12日 22時) (レス) @page14 id: ac86c954c4 (このIDを非表示/違反報告)
ききき(プロフ) - すごいとこで終わったなあ笑笑 (2021年12月31日 10時) (レス) @page14 id: f1185728b3 (このIDを非表示/違反報告)
世成 - あれ、完結してる() (2021年8月6日 23時) (レス) id: fb31e5b43b (このIDを非表示/違反報告)
くま - え、めちゃくちゃ気になるとこで終わっちゃった爆笑爆笑 (2021年6月17日 18時) (レス) id: d8c64a6aa7 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ中毒 - なんか凄い良いところで終わってて泣きそう() (2020年8月17日 21時) (レス) id: c0b9da0cd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ