勝利を核心 ページ10
ﾁｬﾝﾐﾝ「すげえ…高そう…。」
昨日先方に来るよう言われた場所に行くと、お座敷の一室に案内された。
ﾁｬﾝﾐﾝ「だめだめ！気後れすんなｼﾑﾁｬﾝﾐﾝ！」
この日のために練りに練った企画の概要、資料、予算見積書云々。
この企画を任された時、初めは乗り気じゃなかった。
相手は大阪の企業と聞いたから。
大阪にはAがいる…。
Aのことを忘れたくても忘れられないｳｼﾞｳｼﾞしている自分…。
そのせいか、こっちに来るたび大抵仕事は上手くいかずいつも負けっぱなしだった。
何の因果がそのAと新幹線の席が隣同士という有り得ない再会をした。
彼女がいるなんてつまんない見栄も張った。
同じﾏﾌﾗｰをした男と肩を組んで歩いて行ったA。
俺と別れて仕事もﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄも上手くいってると見せつけられたらこっちだって負けるわけにはいかない。
ﾁｬﾝﾐﾝ「絶対契約にこぎつけるからな…っ！」
と心で誓ったところで襖が開いた。
来た…っ！
ﾕﾉ「あ、もう来てる。いや〜、待たしちゃってごめんね？ﾊﾊﾊ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「いえ！僕も今、来たところですから！」
ｲｹる！
手強そうな相手じゃない！
軽いﾉﾘで来られた先方に勝利を核心する。
ﾁｬﾝﾐﾝ「ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝです。よろしくお願いします。」
ﾕﾉ「ﾁｮﾝﾕﾝﾎです。昨日は悪かったね？せっかく来てもらったのに。」
お互いの名刺交換をして席に座った。
ﾁｬﾝﾐﾝ「それでは、早速ですが企画書を」
ﾕﾉ「待って。もう一人呼んでるんだ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「もう一人？」
なんだ？
自分一人じゃ分が悪いと戦力補強か？
ﾁｯ…一筋縄ではいかないか。
「失礼します。」と襖が開いた。
女の声。
秘書かなんかか？
女ならｲｹる！
とびきりの営業ｽﾏｲﾙで振り向いた。
ﾁｬﾝﾐﾝ「初めまして！ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝと申しま…」
A「…。」
A？！
なんでAがここにいる？！
ﾕﾉ「うちの企画室・ﾁｰﾌの藤谷A。俺が見るより彼女に見てもらった方が確実だからね。おたくと契約してうちにﾒﾘｯﾄはあるのか。ね？藤谷くん(ﾆｯｺﾘ)」
A「…室長。たったそれだけのことでこの店を予約する必要あるんですか？」
ﾕﾉ「だって昨日せっかく会社まで来てもらったのに俺の都合で日にち変更してもらったからね。そのお詫びも兼ねて、ね？ｼﾑくん！(ﾆｯｺﾘ)」
あまりの驚きに頭が真っ白になって返事もできなかった。
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
