のんちゃんが見るもの side you ページ9
A「…っ？！」
頬っぺたに熱いものがあたった。
ﾕﾉ「風邪引くぞ。」
缶ｺｰﾋｰがのんちゃんのお腹のあたりに置かれた。
A「…ｽﾄｰｶｰ…。」
ﾕﾉ「あほ。通り道だろうが。」
A「ｺｲﾝﾗﾝﾄﾞﾘｰなんて無縁でしょ…。」
ﾕﾉ「何を言う！お前と一緒ならどこでも暮らせるぞ！なぁﾉｿﾞﾑ？ﾏﾏはﾊﾞｶだよなぁ。俺がﾊﾟﾊﾟになってやるって言ってんのに。」
A「何言ってんですか(呆)」
ﾕﾉ「本気だって言ってんだろ。」
寝かけてたのんちゃんが目を覚まして聞き覚えのある先輩の顔をｼﾞｯと見ると、先輩はﾆｯｺﾘ笑ってのんちゃんを慣れた手つきで膝の上で抱っこした。
ﾕﾉ「だってﾉｿﾞﾑが生まれる時、立ち会ったもんなあ？ﾉｿﾞﾑ。」
A「勝手に夫だって名乗って立ち会ったくせに…。」
ﾕﾉ「嘘も方便って言うだろ？(笑)」
A「使い方間違ってますよ…。」
ﾕﾉ「お前は口が減らないなあ。ﾉｿﾞﾑ抱っこしてる間にｺｰﾋｰ飲め！冷めちまうだろ！」
A「…いただきま…あ…」
ﾕﾉ「何？それ嫌いか？」
A「いえ！いただきます。」
先輩がくれたｺｰﾋｰは私じゃなくてﾁｬﾝﾐﾝが嫌いなﾒｰｶｰのｺｰﾋｰだった。
缶ｺｰﾋｰなら何でも同じだと思ってﾁｬﾝﾐﾝにあげたら「ここのは薄くて不味いんだよ！」って怒られたことを思い出した。
A「…ほんと。薄い…。」
ﾕﾉ「だったら飲まなくていいぞ。」
A「あ…。」
そう言って私から缶ｺｰﾋｰを取り上げると残りのｺｰﾋｰを飲み干した。
ﾕﾉ「そうやっていつまでも別れた男のことを考えてんじゃねえよ。」
見透かされた。
ﾕﾉ「ﾊｧ…ﾉｿﾞﾑ。普通男の子はﾏﾏに似るんじゃないのか？なんでお前はちっともﾏﾏに似てないんだよ。憎らしいﾔﾂ…」
そう言いながら寂しそうに笑う先輩。
そんな先輩の顔を見てﾆｯｺﾘのんちゃんが笑った。
A「のんちゃん…先輩が好き…？」
先輩の膝の上で暫く起きてたけど、先輩の上手いのか下手なのかよくわからない子守唄を聞いて気持ち良さそうに眠ってしまったのんちゃん。
家に連れて帰ってもそのまま朝まで眠ってくれた。
A「のんちゃんは…先輩にﾊﾟﾊﾟになって欲しい…？」
ﾏﾏだけじゃ…だめ？
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
