今更知っても… side you ページ8
ﾉｿﾞﾑ「ふぇ…っ」
A「ﾖﾁﾖﾁ…ごめんね…のんちゃん香水の匂いｲﾔだもんね…。待ってて。着替えて来るから。」
ほんとはｼｬﾜｰでもして洗い流したいけど、ｼｯﾀｰの瀬下さんも帰っちゃったから染み付いたｼｬﾂを脱いでｾｰﾀｰに着替えた。
それでも泣き止まない。
A「この前煩いって注意されたとこだもんね…。お外行こっか…？」
先輩に貰ったﾏﾌﾗｰに繰るんで私の持ってる中で一番温かいｱﾊﾞｸﾛのｱｳﾀｰで更に繰るんで外に出た。
A「やっぱり外は寒い…っ！どうしよ…ぁ、のんちゃん。ｱｿｺ行こうか？」
数百ﾒｰﾄﾙ先にあるｺｲﾝﾗﾝﾄﾞﾘｰに入った。
A「寒…っ。」
24時間開いてるとはいえ、暖房が消えてるなんて予想外だった。
A「でも…お外にいるよりはﾏｼか…(苦笑) ここならのんちゃんが泣いても怒られないから暫くここにいようね…？」
抱っこして歩いてる間に少し眠気を誘ったのか椅子に座ってﾄﾝﾄﾝ背中を叩いてあげるとｳﾄｳﾄし始めた。
A「のんちゃん…今日ね。のんちゃんの…ﾊﾟﾊﾟに会ったよ…？久しぶりでﾄﾞｷﾄﾞｷしちゃったけど…悲しかったんだ…。ﾊﾟﾊﾟは…のんちゃんのこと知らないの…。ﾏﾏが嘘ついちゃったから…。」
この子を授かった時…ﾁｬﾝﾐﾝに話そうかどうしようか迷った。
ずっと長くつき合って、一緒に住んで、もしかしたらこのまま、自然と結婚してるのかも…何となくそんな風に考えてた…。
だけど…。
ーｼﾑ先輩、同棲の彼女と結婚しないんですか？ー
ーん〜どうだろ。今更って気もするしなぁ…。ー
偶然ﾁｬﾝﾐﾝが後輩の男の子と話してるのを聞いた。
ﾁｬﾝﾐﾝは結婚する気なんてないんだ…だったらこの子の存在を知ったら…。
ｲﾔ…そんなの…っ！
それがｷｯｶｹでﾁｬﾝﾐﾝと別れる決心をした。
でも、その後輩との会話には続きがあった。
ーでもな。いつかはちゃんとｹｼﾞﾒをつけようと思ってる。だって俺にはこの世でただ一人の大切な女だから。ー
ーだったら早い方がいいですよ！そんなこと言ってたら待ちくたびれて別れを切り出されちゃいますよ！ー
私が別れを切り出したX'masの日。ﾁｬﾝﾐﾝがﾌﾟﾛﾎｰｽﾞするつもりだったと知ったのは別れてずいぶん経ってからだった。
後悔した…。でも今更…元に戻るわけにはいかない…。
そんなことを考えてももう遅い…。
A「のんちゃん…ごめんね…。ごめん…」
のんちゃんが見るもの side you→←待ってる人がいる side you
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
