過ぎた時間 ページ48
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぁ…そうだ。これ…。」
Aが落として行った粉ﾐﾙｸを返した。
ﾁｬﾝﾐﾝ「ごめんな…何も知らなくて…。言い訳だと思ってた…。歓迎会に来ないのも…飲まないのも…俺がいるから行きたくないだろって…。」
A「ううん…謝るのは私の方…。去年のｲﾌﾞ…わざわざ大阪まで来てくれたのに…ﾁｬﾝﾐﾝに背を向けた…。この子を…のんちゃんを抱っこしてたから…ﾁｬﾝﾐﾝに見られないようにすることしか考えていなかった…。今さら謝っても遅いけど…ごめんね…何度も傷つけて…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「やめてくれ…っ。謝ってすまないようなことをしたのは俺じゃないのか…？どうして…言ってくれなかった…っ？なんで一人で産もうと考えた…っ！」
Aと結婚しようと思ってた。
ﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞの言葉も指輪も用意してた…。
順番なんて関係なかった…。
A「妊娠してるのがわかってﾁｬﾝﾐﾝに話そうかどうしようか迷ってた時…偶然聞いたの。ﾁｬﾝﾐﾝと広瀬くんが話してるとこ…。」
ーｼﾑ先輩、彼女と結婚しないんですか？ー
ーん〜どうだろ。今更って気もするしなぁ…。ー
A「だから別れようと思ったの…ﾁｬﾝﾐﾝと別れて一人で産んで育てようって…。」
Aに言われて思い出した。
いつだったか広瀬がAと結婚しないのか聞いたことがあった。
俺とAが付き合いが長く同棲していたことも知っていた広瀬が俺たちの関係を心配して、のらりくらりしていた俺の尻を叩いてくれた。
そしてそのお陰でAにﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞする決心ができた…。
もしかしてAは知らないのか？
その先の会話を…。
ﾁｬﾝﾐﾝ「待ってくれ！確かに広瀬に聞かれてそう言った。でも俺は別れるつもりなんてっ、俺はお前と結婚しようと思ってX'masの日に指輪を…っ」
A「うん…別れてからだけど…ﾁｬﾝﾐﾝが私と結婚しようとしてたって知った…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「だったらなぜ戻って来てくれなかった？！戻って来てくれたら俺たち…っ」
A「できないよ…誤解してたからって…大きなお腹のまま…ﾁｬﾝﾐﾝの前に現れるなんて…。」
そっとのんちゃんを抱き見つめるA。
A「過ぎた時間は取り戻せないの…。前に進むしかないのよ…。ね？のんちゃん…。」
過ぎた時間は取り戻せない…。
前に進むしかない…。
それはAとのんちゃんの人生に俺は存在しないと言われているようだった…。
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
