優しい男の手 ＊一部修正＊ ページ46
ﾁｬﾝﾐﾝ「くっそっ！出てくれよっ！」
Aを追いかけたけど見失ってAに掛けたら俺の番号はﾌﾞﾛｯｸされてた…。
だから室長に居所を教えてもらおうと電話をかけた。
なのに…。
ﾕﾉ「やだね。教えないよーん。」
って、ふざけた返事が返ったっきり出てくれなくなった。
虚しく続く呼び出し音。
ともかく会いたい。
会って話がしたい。
謝りたい。
聞きたい。
ー無責任に子供なんか生んだらあかんよー
違う…。
無責任に産んだんだじゃない…。
無責任に産ませたんだ…っ！
俺のせいで…っ！
「〜♪〜♪♪」
呼び出し音が切れたあと、着信音が鳴った。
ﾁｬﾝﾐﾝ「室長…っ！？もしもし！」
慌ててﾎﾞﾀﾝを押した。
会長「もしもし。ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝくんだね？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊｲ…そうです…。」
誰だろ…？
室長の声じゃない…。
会長「私はﾕﾝﾎの祖父だ。」
室長の祖父…ってことは会長？！
会長「Aは私の家にいる。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
会長「遅くなってすまなかったね。Aにも時間が必要だったんだ。Aが君と会うそうだ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「会えるんですか？！」
会長「ああ。Aと話す場所を提供しよう。」
ﾕﾉ「俺は会わせたくないけど。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「室長？！」
ﾕﾉ「今どこだ？場所言え。車を出してやる。」
程なくして１台の黒塗りの車が止まった。
ﾕﾉ「ｼﾑ！こっちだ！」
後部座席の窓が開いて室長が顔を出した。
ﾄﾞｱが開いて室長の隣に座った。
ﾁｬﾝﾐﾝ「…A、どんな様子でしたか？お店の人に一方的に責められて…。」
ﾕﾉ「ああ、ｱﾚな。今日のはｷﾂかったけどよくあることだ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「よくあること…っ？！」
ﾕﾉ「そりゃそうだろ。あの歳で一人で子供育ててりゃ周りは色んな目で見る。酒を飲めば子供に乳すら飲ませられなくなる。だから飲み会にも参加しないし飲まないんだよ。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうだった…んですね…。」
ﾕﾉ「ほぅ！悪いとは思ってるのか？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「だって…」
ﾕﾉ「なんだ。お前意外と可愛いじゃん(笑)」
と髪をｸｼｬｸｼｬにされても何も言えなかった。
ﾕﾉ「ま、仕方ないさ。お前は知らなかったんだから。これからAと話し合ってどうしていくのか考えろ。」
ﾎﾟﾝと頭を叩く室長の手から優しさが伝わってくる。
有り難くて感謝の気持ちでいっぱいになって声にならずに小さく頷いた…。
希望に生きるのんちゃん→←Conclusion side you
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
