もう騙されない ページ32
ﾁｬﾝﾐﾝ「…なんて顔だよ。」
初出勤早々、会社の前でAと出くわした。
あのｲﾌﾞの夜…ﾁｮﾝ・ﾕﾝﾎと一緒にいたA。
俺がどんな思いで会いに行ったか、伝える暇(いとま)も与えず足蹴にしたお前…。
それでも荷物を整理している時、あの指輪だけは捨てられなかった。
だがこっちに来る前、仕事をするにあたって広瀬がﾁｮﾝ・ﾕﾝﾎのことを調べて教えてくれわかったことがあった。
それはﾁｮﾝ・ﾕﾝﾎがあの会社の御曹司だったこと。
その事実を知った瞬間、Aに残っていた想いは全て消え失せ、あの指輪も東京湾の藻屑と消えた…。
ﾁｬﾝﾐﾝ「…もうお前のそういう顔に騙されないよ…っ！」
自分でも信じられないくらい冷静だった。
あの室長とどんな駆引きをしたのか知らないけど、あのｲﾌﾞの夜、成功して手に入れることが出来た。
俺が会いに行ったのは顔も見たくないほど迷惑なことだった…。
ﾕﾉ「よう！久しぶり！」
ﾉｰﾃﾝｷに笑いやがって。
いちいち鼻につく…っ！
ﾕﾉ「ｼﾑくん、紹介するよ。うちのｴｰｽの内村くん。」
内村「ぅ、内村ですっ！よろしくお願いします！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ｼﾑです。どうぞよろしく(ﾆｯｺﾘ)早速ですがここに赴任する前に纏めた資料持って来ました。内村さん、確認して貰えますか？」
内村「ﾊ、ﾊｲ！拝見致しますっ！」
ﾕﾉ「…(ｺｿｯ)ｼﾑくん、なんか雰囲気変わったね。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうですか？」
ﾕﾉ「(耳元で)Aのこと気になんないの？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうしてですか？」
ﾕﾉ「どうしてって。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「興味ありませんよ。人の女なんか…。」
ﾕﾉ「人の女？」
なんだよ。
その顔は。
わかってるくせにﾑｶﾂｸ…っ！
ﾁｬﾝﾐﾝ「内緒にしてるなら言いませんよ？これでも口は固いので。」
ﾕﾉ「ぁ、そ…。それは助かる。」
こんなことで動じたりするもんかっ！
この仕事何としてでも俺の手で成功させて、俺のことをﾊﾞｶにしたお前らを見返してやる…っ！
そう心に誓った…。
ほろ苦い恋の味 side you→←冷たい瞳 side you
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
