ほんの少しの勇気が出せなくて side you ＊一部修正とラスト追加＊ ページ29
そうのんちゃんに約束したところでのんちゃんが私の胸の中で静かになった。
A「寝ちゃった…？帰ろっか…？」
家に帰ろうと振り向こうとした時だった。
ﾁｬﾝﾐﾝ「…A。」
ﾁｬﾝﾐﾝ…？！
なんで？！
咄嗟に胸の中ののんちゃんをｺｰﾄで隠して背を向けた。
ﾁｬﾝﾐﾝ「お前に会いたくて…話もしたくて…ここに来た…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ…！
のんちゃんのこと気づいてない…。
余計声には出せなかった。
のんちゃんが起きないよう…。
ﾁｬﾝﾐﾝ「見たんだ…お前が…室長の車で送ってもらって…ｷｽしてるとこ…それでもやっぱり…納得出来なくて…お前の口から聞きたいと思って…。あの人と付き合ってるのか？」
違う…！
付き合ってなんかない…！
何度も心の中で叫んだ。
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうして何も答えてくれないんだ？！ﾊｯｷﾘ言ってくれよ！そしたら俺も諦めつくから！」
A「…。」
ごめん…ﾁｬﾝﾐﾝ…
声出したらのんちゃんが起きちゃう…
ﾁｬﾝﾐﾝ「…もういい。わかった…！それがお前の答えなんだな…俺の顔も見たくないほど…！？」
違う…違うよっ！
ﾁｬﾝﾐﾝ「大阪に転勤が決まってこれから嫌でも顔付き合わせることになると思うけど無視してくれ。俺もそうするから…！」
ﾁｬﾝﾐﾝの足音が遠ざかった。
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…！！」
やっと声に出せた時にはもうﾁｬﾝﾐﾝの姿はなかった…。
ﾉｿﾞﾑ「ふ…ぇ…」
ﾁｬﾝﾐﾝの姿が見えなくなった後、またのんちゃんがぐずり始めた。
A「のんちゃん…泣かないで…っ」
ﾁｬﾝﾐﾝに見られないよう私の胸の中で窮屈になっていたのんちゃんが開放されて不快感を全身で訴える。
A母「A？何してんの？寒なってきたやん。早よ中入り…！どないしたん？ｱﾝﾀ…泣いてんの？」
A「お母ちゃん…っ！」
自ら手離した大切な人…。
やり直すﾁｬﾝｽを神様は何度も与えてくれた…。
なのにつまらない意地を張って、
強がって、自分を誤魔化して、
もしかしたら最後だったかも知れないﾁｬﾝｽをまた手離してしまった…。
やっぱりﾁｬﾝﾐﾝが好き…。
今更気づいても、どんなに後悔しても、もう遅い…。
私の胸の中で泣くのんちゃんと一緒に
お母ちゃんの胸の中でﾁｬﾝﾐﾝと別れてから初めて泣いた…。
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
