一方通行の想い ページ25
おばさんにはAのことがまだ好きだと伝えてある。協力はしないと言われたけど何とか頼み込んでAの居場所を教えてもらおうとお店に向かった。
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぁ…消えてる…。」
お店の電気は消えていた。
寝るには早い時間だけど、もしかしたらX'masだし、早めに閉めて寝たのかもしれない。
途端に戦力ﾀﾞｳﾝ…お店の近くにある公園のﾌﾞﾗﾝｺに座り途方にくれながらiPhoneに残る番号を眺めていた。
ﾁｬﾝﾐﾝ「この番号に掛けてみるしかないのか…？」
ずっと消せなかったAの番号。
もう替えてしまったかもしれない。
替えてなくても俺の電話に出てくれるとは限らない。
でも…。
ﾁｬﾝﾐﾝ「やるしかねえだろ！何のためにここに来た？！ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝ！」
ﾋﾟｯ！
通話ﾎﾞﾀﾝを押した。
ﾁｬﾝﾐﾝ「…繋がってる…っ」
ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…
聞こえてくる接続音。
途切れることなく音は続く。
気づかないのか？
それとも俺だとわかって出ないのか？
どんな理由でも自分からは切りたくないっ！
頼む…出てくれ…っ！
そう祈るしかなかった。
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…出てく…」
１台の車がおばさんのお店の前に止まった。
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…ﾁｮﾝ室長…」
助手席に乗っていたのはAだった。
運転席は俺にAが好きだと言った男。
助手席のﾄﾞｱを開け恋人らしく振る舞う。
暫く店の前で話す二人。
会話は聞こえない。
ただ動けずその場に残る俺は二人を見ているしかなかった。
ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…
音は止まない。
まるで一方通行な俺の想いのようにいつまでも鳴っている。
その時自分の巻いていたﾏﾌﾗｰをAにかけ、何かを呟いた。
Aの表情はよく見えない…。
けど二人の姿はよく見えた…。
ﾁｮﾝ室長が巻いたﾏﾌﾗｰをそのまま引き寄せAの顔に重なるのが…。
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
