イルミネーション side you ページ23
ﾕﾉ「雨は夜更けす〜ぎに〜雪にならなかったよ〜♪外したね〜♪天気予報〜♪」
A「何ですか。そのﾑｰﾄﾞない歌(笑)」
仕事が終わって約束通り先輩に付き合って車に乗った。
A「これからどこ行くんですか？」
ﾕﾉ「そうだなぁ…どうしよっかなぁ…。」
A「まさかﾉｰﾌﾟﾗﾝですか？！」
ﾕﾉ「んなわけねえだろっ！ほんとはせっかくのｲﾌﾞ、おしゃれなﾚｽﾄﾗﾝでも予約してゆっくり過ごしたかったけど、ﾉｿﾞﾑもいるし、お母さんもお前の帰り待ってるだろ？だから家までちょ〜っと遠回りして送ってやろうと思ったの。」
そう言うと細い道に入り、どんどん街中から離れて行った。
ﾕﾉ「確かこの辺だって聞いたんだけどなぁ…。」
ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言いながら何かを探してる様子の先輩。
私も何かわからないままつられて窓の外を見た。
A「いったい何を探してるんですか…なんにもありま…あ。」
ﾕﾉ「何？」
A「ｲﾔ、さっきそこの通りにｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝが」
ﾕﾉ「え？あった？それだよ！」
一方通行の多い住宅街の中をくるくると回って着いた先は、通りの端から端までｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝで飾られた家が立ち並び、ｶｯﾌﾟﾙや家族連れが足を止め眺めていた。
ﾕﾉ「この辺りじゃ有名らしくてさ、せっかくのｲﾌﾞだし、X'masらしい雰囲気感じるのもいいだろ？」
通りの端に車を止め降りてｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝの中を歩いているとﾁｬﾝﾐﾝと一緒に歩いたことを思い出した。
ﾁｬﾝﾐﾝと一緒に住んでいたﾏﾝｼｮﾝの通り道の住宅街はX'masｼｰｽﾞﾝになるとこんな風にｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝされ、仕事で遅くなっても明るく照らし出されていた。
ーこれならわざわざ六本木まで行かなくったって十分楽しめるな(笑)ー
ーこれでﾃﾞｰﾄのつもり？ひどいんだから(笑)ー
なんて言いながらもﾏﾝｼｮﾝからも見えるｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝを二人で眺めたりしてた。
そんなことを考えてたらすぐ先輩にﾊﾞﾚた。
ﾕﾉ「ﾊｧ…。何だか嫌になるな。絶妙なﾎﾞｰﾙお前に投げたつもりだったのに、またあｱｲﾂにﾊﾟｽしちまった(苦笑)缶ｺｰﾋｰの時みたいに…。」
A「何ですか？ﾎﾞｰﾙって(笑)別に私はﾁｬﾝﾐﾝと」
ﾕﾉ「こっちに来るんだよ。ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝ。」
A「え？」
ﾕﾉ「この前の仕事。うちと一緒にやることになったんだ。ただの出張じゃない。出向だ。これから嫌でも一緒に顔合わすことになる。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 809人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
