敵に塩 side you ＊ラスト追加＊ ページ14
A「ちょっと…きつく言い過ぎたかなぁ…。」
まさか企画を持って来たのがﾁｬﾝﾐﾝだとは思わなかった。
私だって驚いてるのに、それ以上にﾁｬﾝﾐﾝの方がびっくりして動揺しているのがわかった。
見積りを見て改善の余地があること伝えただけなのに、「企画を持って来たのが俺だから」なんて言うから思わずああ言っちゃったけど…。
ﾕﾉ「…ねえ。焦げてる。」
A「…っ！？熱っ」
ﾕﾉ「(ﾉｿﾞﾑ抱っこ)なぁﾉｿﾞﾑ。お前のﾏﾏは仕事はできるのに家では全くだめだなあ？」
A「勝手に上がり込んで来たくせに文句言わないで下さい。」
ﾕﾉ「お前が約束破るからだろ。材料は提供してやったんだからさっさと作れ。」
A「もう…っ。作りますからのんちゃん抱っこしてｳﾛｳﾛしないで下さい！」
ﾕﾉ「心配か？」
A「決まってるじゃないですか！先輩がのんちゃん落とさないかと」
ﾕﾉ「ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝ。」
A「…何ですか？藪から棒に…。」
ﾕﾉ「俺、何かｱｲﾂ嫌ーい。すぐ感情的になるし、ﾌﾟﾗｲﾄﾞ高そうだし俺より背高いし！」
A「ﾊｧ…先輩。そんなつまんないこと言ってないで明日作り直した見積り見て」
ﾕﾉ「でもな。俺が一番嫌いなのはｱｲﾂがﾉｿﾞﾑにそっくりなこと。」
A「…。」
ﾕﾉ「否定くらいしろよな。なぁﾉｿﾞﾑ？ﾕﾝﾎ傷ついちゃうよぉ…っ」
やっぱり知ってた…。
A「…余計なこと言ってませんよね？」
ﾕﾉ「敵に塩を贈るようなﾏﾈ、俺がすると思うか？俺はお前みたいに優しくないぞ。」
A「…。」
ﾕﾉ「明日ｱｲﾂが持って来たらお前が見ろ。それで契約するかどうか判断する。ﾉｿﾞﾑ、あっちで待ってようか！」
敵に塩を贈るようなことはしないって言っときながら私に委ねる先輩。
私がﾁｬﾝﾐﾝに助け船を出したことをわかった上で、不必要な私情を挟まないと信用してくれる…。
ﾕﾉ「ほら。炒飯焦げ焦げ。」
A「先輩の作るﾜｹわからない謎な料理よりﾏｼです。」
ﾕﾉ「ｼﾑくんは作ってくれるの？」
A「…彼のこと聞くのやめてもらえますか？仕事に関係ないこと答えるの…ﾂﾗｲんです…。」
ﾕﾉ「向こうはお前の何倍もﾂﾗｲと思ってんだろうな。」
A「…。」
ﾕﾉ「ま、だからと言って俺は別れを切り出した本当の理由、教えてやるつもりもねえけどな。」
A「…」
のんちゃんのことを知られるのが怖い…。
その存在をﾁｬﾝﾐﾝに否定されるのが…。
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
