墓穴を掘る ページ12
ﾁｬﾝﾐﾝ「待てよ！」
出ていったAを追いかけた。
ﾁｬﾝﾐﾝ「もう一度よく見てくれ！これ以上」
A「改善出来ます。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「何度も練ったんだよ！だけどこれ以上ｺｽﾄは下げられない！」
A「仕方ないですね。でしたら諦めて下さい。」
冷たい義務的な態度。
併せてﾏﾌﾗｰの男のこと。
いろんなことが重なって冷静さが欠けた。
ﾁｬﾝﾐﾝ「ほんとにちゃんと見たのか？！企画を持って来たのが俺だから…っ！」
A「俺だから？どういう意味？」
思わず感情的になりすぎた。
冷たい視線。
みっともない俺を蔑むような憐れむように…。
A「…由夏ちゃんに聞いた？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？由夏…ぁ、後田さん？」
A「私が会社にいた頃、お世話になった取引先のﾘｽﾄ…彼女に預けてあるの。その中に参考になる会社がいくつかあるわ…。本気でうちと契約したいなら彼女を頼って。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「おい！そんなこと…っ！」
思わず腕を掴んだ。
A「出来るわよ。本気で契約取りたいならﾌﾟﾗｲﾄﾞなんか捨てて利用出来るものは利用しなきゃ…。私はそうして来たわ…。実績残さなきゃ何の意味もない…。」
そう言うと掴んだ俺の手をほどいた…。
ﾕﾉ「ずいぶん長いﾄｲﾚだったねぇ？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「すみません…。」
ﾕﾉ「ｸｽｯ…Aは仕事にﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄは一切持ち込まないよ？たとえ君と何があったとしても…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え…。」
ﾕﾉ「覚えてない？昨日俺、駅まで彼女迎えに行ったんだけど。それとも見間違いかなぁ？改札出たとこで君がAのこと捨てられた子犬みたいに見てたはずだけど…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「誰が捨てられた子犬だ！俺はｱｲﾂに文句言ってやろ…」
しまった…。
墓穴掘った…。
ﾕﾉ「(ﾆﾔﾆﾔ)ｼｮｯｸだったんじゃない？昔の女が新しい男と歩いて行って。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「新しい男？ﾊｯ！あなたが？」
ﾕﾉ「だって同じﾏﾌﾗｰしてただろ？もちろん俺がAにﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄした(ﾆｯｺﾘ)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「確かに人からもらったとは言ってました。けど、新しい男か聞いた時否定もしなかったけど肯定もしなかった。ﾏﾌﾗｰだけでつき合ってるとはいえない。」
ﾕﾉ「喰えない男だね君は。そうだよ。俺はつき合っていない。彼女を好きな男の一人。君と同じだ(ﾆｯｺﾘ)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうして俺がAを好きだと…。」
ﾕﾉ「だって顔に書いてある(ﾆｯｺﾘ)」
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
