見直し案 ページ11
A「…ﾑさん。ｼﾑさん。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊ、ﾊｲ！」
A「お持ち頂いたもの見せて頂けますか？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「お持ち頂いた…ﾊ、ﾊｲ！こ、これです！」
A「拝見します。」
久し振りに上の名前を呼ばれて戸惑った。
淡々と俺が持って来た書類を見るA。
俺はこんなに動揺しているっていうのに…。
自分が情けなさすぎる…。
ﾕﾉ「ねえ藤谷くん。そんなの後にして先にご飯食べない？せっかく美味しい懐石料理頼んだんだからさぁ、締めの御茶の時ゆっくりみればいいじゃない、ねえｼﾑくん？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ぇ、ええ！」
「そんなの後にして。」この言い方が人の足下見られてるようでｶﾁﾝときた。
けど…。
A「室長。ｼﾑさんはこのためにわざわざ東京から出てきてるんですよ？早く目を通さないと逆に失礼ですから。」
別に俺を庇って言ったんじゃない。
ただ自分のやるべきことをやってるだけ。
わかってるけど、この一言で救われた…。
「失礼します。」
ﾕﾉ「お！来た来た！待ってたよ！」
先つけと食前酒がﾃｰﾌﾞﾙに並ぶ。
ﾕﾉ「あれ？二人分…。ちょっと！１つ足りない…っ」
A「合ってますよ。料理は室長とｼﾑさんの分だけです。私の分は今朝ｷｬﾝｾﾙしました。」
ﾕﾉ「…おい。話が違うぞ。一緒にご飯を食べる約束のはず…っ」
A「室長こそどうかしてますよ。こんな高いお店、経理で落とせると思ったんですか？私のｷｬﾝｾﾙ代も含めて室長、自腹で払って下さい。」
ﾕﾉ「A！」
え？A？
なんだろ、この空気…。
そんな名前で呼ぶほど二人は親しい仲なのか…？
ふとﾁｮﾝ室長の鞄の上にあったﾏﾌﾗｰに目が止まった。
あれ…どっかで見た気が…。
…これはだめ。人からもらったものなの…。ー
間違いない。
あの時Aが持っていたﾏﾌﾗｰと同じものだ。
今日Aが手にしていたﾏﾌﾗｰは違うものだけど、あのﾏﾌﾗｰに間違いない。
てことは、あの時改札まで迎えに来たのはこのﾁｮﾝ・ﾕﾝﾎなのか？
肩を組んで歩くほど親しい仲の…。
A「ｼﾑさん。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「…ﾊｲ！」
A「企画は悪くないです。ですがｺｽﾄがかかり過ぎてると思います。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾊ？ｺｽﾄがかかり過ぎてるって…これでも検討して…っ！」
A「これでは無理です。見直して下さい。出来なければこのお話はなかったことに。」
ﾕﾉ「だってさ。どうする？ｼﾑくん。」
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ミニー - bubuさん、大丈夫ですか？これだけ皆さんが評価してるので、それが答えだと思います。わざわざコメ欄閉じなくても良かったと思いますよ。 (2015年7月9日 23時) (
レス) id: afeb557933 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - Marieさん» 早速読んでくださりｺﾒﾝﾄまで頂いてありがとうございます！次の章でﾁｬﾝﾐﾝがどうしていくのか楽しみにしてて下さい(*^^*) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - あや511さん» そう頑固なの！でもﾁｬﾝﾐﾝは諦めません！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - wakaさん» 「私」は頑固なだけでｲﾁﾞﾜﾙは作者なの〜 (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひろさん» まだ素直にはなれないね。ﾁｬﾝﾐﾝの頑張りにかかってる(笑) (2015年1月10日 0時) (レス) id: 35a7c0abd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2014年12月16日 17時
