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「わかったよ。ここにいるから、ね?」
ホッとしたのか、私の手を掴んだ力が少し緩んだ。
でも繋ぎ止めるように手ははなされないまま…。
「…座って話そうか。」
うつむくジョングクに座るように促して、私もその隣へ腰かける。
「何から話そうか…?」
上手く言葉にできるかな……。
「…………僕、Aさんと朝会わなくって、最初はそんな日もあるかなって思ってたんです。でも…、毎日いないし、メッセージも返ってはくるけど、忙しい、ごめんね、ばっかりで…。仕事が忙しいなら…って思って…、でもそのうちに、しばらく無理ってきて……、そしたらもう、返事も、こなくなって、」
「…………。」
「もしかしたら疲れがたまって体調崩したのかもしれないって、電話も、メッセージもしたけど、既読にもならなくて…、」
「………うん。ごめんね…。」
「……それで、迷惑かもしれないって思ったんですけど、部屋の前まで行ったんです…。そしたら、空き部屋に…なってて……、もう僕、わけわかんなくて…、」
「…………そうだよね…。」
話しながら、私の手を握る力がまた強くなっていた。
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ちゃこ(プロフ) - KBさん» ありがとうございます(^-^)v楽しんで頂けたというお言葉嬉しいです♥こちらのJKsideのお話も書き始めましたので、よろしければどうぞ(о´∀`о)ノ (2021年9月29日 18時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
KB - 完結おめでとうございます(*^▽^*)本当にドキドキして、楽しく読ませてもらいました!これからも頑張ってください! (2021年9月29日 16時) (レス) @page40 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - yusuさん» 全部読んでいただいてるんですね!ありがとうございます🙌ノッてる時にガンガン書いてる感じです(笑)コメント励みになります♥ (2021年9月26日 17時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
yusu(プロフ) - 全ての作品読ませていただいてますが、この作品はキュンキュンして特に好きですーT^T沢山更新して下さってありがとうございます!楽しみにしてます (2021年9月26日 10時) (レス) @page32 id: b35f021b5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おちゃこ | 作成日時:2021年9月22日 12時