私には刺激が強すぎます！ 【JK】

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カフェでする映画の話しはビックリするぐらい楽しくて、途中からはお互いのオススメ映画をプレゼンするかのようにずっと話し込んだ。

時折私が夢中になって話す様子を、優しく微笑み見つめる目線を感じた気がするけど、…気のせいだ。






「随分話し込んじゃいましたね。まだ少し夕食までは時間がありますけど、どうします？」


「ほんとだ。楽しくてつい…。」


「僕もAさんのお話たくさん聞けて楽しかったです。どうしましょう？何かみてまわりますか？」



そうだった。一緒に食事もって話だったな…。けど、さすがに自分のチョロさに恐くなってきたし…。


「……あ、えっと、映画も観たし、もう帰ろうか…。」


「帰しませんよ？僕は食事とお酒も誘ったはずです。デートはそんな簡単には済まさせませんよ。」


「や、だからデートでは…。」


「デートですよ、これは。さ、何かみてまわりましょう。」


さっと私の手をとり歩き出した彼に、引かれるようについてゆく。

重なる手にどうしても意識がいってしまう。元カレとはいつの間にか手も繋ぐことが無くなってたな…。

少し握る手の力が緩んだかと思ったら、スルリと指を絡められた。


……チョロい私は今日、彼からの攻撃に耐えられるのだろうか…。

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