あたためますか？ 【YG】

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「とりあえず今のところはこんなもんか。部屋の解約の連絡とかは一眠りしてからな。Aももう一回寝ろよ。俺ソファーで寝るし、ベッド使っていいから。」



「……………。」



「なに？どうした？何かあるなら言えよ？……あー、俺のベッドとか嫌か……。とりあえず今はソファーで寝て、」



「あ、いや、それは全然、ドキドキするけど……むしろお願いしたい………じゃなくて！」



「ふはっ。なら一緒に寝るか？(笑)」



「えっ！いいんですか？………あ、ちがう！いや、違わないけど……、」



「ふーん…、違わねぇんだ？(笑) あー、で？何？なんか聞きたいことある？」



「……えっと、あの、さっき……事務所、とか顧問の弁護士さんが……とか言ってたんですけど、………ユンギさんってコンビニの店員さんじゃないんですか？」



「あぁー、それな(笑)コンビニの店員もやってるけど、本業はべつかな。
もうすぐ辞めるって言っただろ？あれ、本業のほうが忙しくなってそっちに専念することにしたんだよ。まぁ、ここ何年かはコンビニの方はほぼ趣味みたいなもんだったけど。」



「………本業………、趣味……え？趣味でバイト？…そういえばこの部屋も高そうな……、」



「ふっ、なんつー顔してんだよ(笑)」



「……だって、私ユンギさんのこと知らなすぎて……、」



「知ったら嫌いになるかもな？」



「それはないです！」




ほんの冗談で言ったつもりの言葉に返ってきた強い否定に、少し驚いて動きが止まる。



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