酔った夜中テンションてこわいよね 【jk】

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【JK side】




中学から始めたダンスにはまって、大学も高校で一緒に踊っていたジミニヒョンを追いかけるように同じ大学へ進学した。



ヒョンの所属するダンスサークルにももちろん入って、人当たりの良いヒョンに付いて回るようにダンスに明け暮れ、サークルイベントへと参加していた。
人見知りの俺も、ヒョンのおかげか学年を上がる頃には皆と仲良くなれていたように思う。


卒業した今も、サークル仲間とは付き合いが続いていて、季節ごとのイベントや飲み会などもちょこちょこと開催されていた。




そんなサークル仲間の１人、Aとは今や、ほぼ毎週末一緒に飲みに行く仲だ。





もちろん金曜の仕事終わりである今日も、いつもの様に駅で待ち合わせをしていつもの居酒屋へ向かう予定だ。





「おー！来た来た。おつかれ！」

「グクー！ごめん！待ってた？」

「いや？オレもちょっと前に着いたとこだから！」







うん、可愛い。




走り寄ってくるAに、にやけそうになるのを押し殺しながら、彼女が気を遣わないように、楽しみ過ぎて少し早めに着いた自分を隠すように、ちょっと前に着いたなんて答える。




俺より頭ひとつ分くらい小さいAの歩幅に合わせるように足を進めながら、Aが退屈しないようたくさん話を続ける。



他愛のない話に、ニコニコと笑顔で相槌を打ちながら楽しそうに話してくれるA。





可愛い…、ほんと、好きだぁ…。





そう。俺はこの隣で笑うAの事が好きなのだ。

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