世界で一番優しいキスを君に【bts】 - パスワード認証

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「どっかの知らないおっさんと結婚させられそうになったら、その時は貰ってあげる。」

『…覚悟があるなら結んで。』

そう言って18歳の少女と19歳の青年は一つの約束を交わした。

青年は自身の深紅の髪を結わえていたシルクのリボンをほどくと、青年より細い少女の手首に結んだ。少女は結ばれる様子をただ黙って見ていたが、青年に名前を呼ばれると顔を上げた。

青年は一段花壇を踏み上り、青年を見下ろすようにテラスに立っている少女の唇を、掬い上げるようにただ優しく一つ口付けを落とし、宴の賑やかな音を背に暗闇の中に消えていった。

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学業に専念し当面の間更新できないため非公開にさせていただきます。