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私はあの時の…全てに諦めて闇に呑まれた後の自分を覚えている
動きも意識も自分のものじゃなかったけど、スクリーンのようなもので外は見えていた
私が紅葉さんに向かって刃を向けた
それは許されざる大罪
…それに
A「…それに私はできた人間じゃないから…、私の状況を知りながら見ないふりをしていた彼らも、あんな惨状を知らずとも一向に返ってきてくれなかった彼らにも、笑顔を向けられる自信がないんです」
…彼らが嫌いなわけじゃない
だけど
再会したからと言って手放しで喜べるかと言われればそうとは言えないのが現状だ
紅葉さん率いる頼れる主力部隊たちも、結局あの期間どこへ行っていたのか聞けないままだったし…
まぁどうせ、仲良く慰安旅行とかなんでしょうけど
琥珀「……俺はその件については聞いた話でしか知らない。だから何とも言えねぇ。だが勘違いすんな。俺はお前に、好意で戻らないかって言ってるわけじゃない」
A「え…、じゃぁ、なぜ？」
琥珀「…お前がいなくなってから、三日月が封印された。罪状は”仲間である刀剣女士を主の命なしに折ったこと”」
A「は？？い、いや、だってあれは！あの時は私は正気じゃなくて、ああしなきゃ紅葉さんが危険だったわけで！！」
琥珀「そんなこたみんな分かってる。だが政府は状況よりもマニュアルをとったんだ」
A「さいってー…。でもなんで、普通は刀解処分じゃないんですか？封印だなんてそんな…」
琥珀「最初は刀解で通達があったらしいが…ほかでもない三日月本人が封印を申し出たそうだ。…っで、だ。今あの本丸は、お前と三日月という二振りの主戦力を失った状態。そんな中、歴史修主義者の攻撃も日に日にその勢力を増してきている」
紅葉の本丸に限らず全体的に俺たちは厳しい戦況に立たされてるわけだ
お手上げ、とでも言わんばかりに両手を挙げ、ため息交じりにつぶやく琥珀さん
琥珀「この状況で俺が危惧していることは…橘、あいつが戻ってくることだ」
A「っ！？」
その名前を聞いた瞬間、沸き上がるような悪寒と殺意に全身を包まれる
握りしめた拳から血が滲むくらいには私の恨みは深い
数度深呼吸して、なんとか表面だけでも落ち着いて、琥珀さんに向き直る
A「帰ってくるっていう根拠は？」
琥珀「根拠と言えるような根拠はない。だが、あいつは今自分の本丸がない。…一度は手中に収めたあの本丸を再度狙う確率は大いにある」
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リーナ(プロフ) - ヤバい！めっっさ面白いです！！次の更新が待ち遠しいです！応援してます！ (1月16日 21時) (
レス) id: 3fc7d7acf0 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 更新をお待ちしてます (9月11日 6時) (レス) @page13 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
柏村蒼 - 橘…ユルセナイ…夢主ちゃんの復讐劇楽しみにしてます(内心、橘、おのれ、絶対ユルセナイからなと思ってます) (5月6日 0時) (レス) @page11 id: e9cb19fe0c (このIDを非表示/違反報告)
アイリ提督(プロフ) - りんごさん» 未だに占ツクにいる古のオタクたちは、もう私らだけよ……()一緒にオタクしような！！！！！！！！！！(?) (2023年4月8日 22時) (レス) id: e582e0bee5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - こいさん» 見てくれてありがとうございます！！！！気が向いたらまた更新します(すぐしろ) (2023年4月4日 20時) (レス) id: feb5f43e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2022年6月2日 23時
