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〜紅葉side〜
A「……私、たまに自分が分からなくなるんです。私は私のはずなのに、他の誰かが言う“桜蝶姫”のことを聞いていると全く私のことじゃなくて。だからふとしたときに『私って一体何なんだろう』って……」
桜蝶姫が零したのは俺がずっと抱いていた疑問
髭切たちの話、茜の話、茜の本丸の桜蝶姫
色んな所で桜蝶姫の話を聞いてもそれが俺の知る彼女と合致する点はあまりにも少なくて
だからいつか聞きたいと思っていた
本当のお前はどれなのか、と
もしかしたら無理して俺の所にいるんじゃないか、なんて弱気になったこともあった
……でも違うんだな
彼女は彼女なりにずっと不安に思ってきていたんだろう
さっき俺は自分で言った
『俺たちの本丸の桜蝶姫は今目の前に居る彼女だけだ』と
それで十分じゃないか
無理に他に合わせて欲しいわけじゃない
その他大勢と必ずしも一緒である必要なんて無いんだから
……そんな簡単なことに何故今まで気付かなかったのか
何故今まで彼女が演技をしているなんて馬鹿馬鹿しいことを考えていたのか
こんなんじゃ審神者としてまだまだだな
なんて自傷気味に笑いながら、隣で不安げに俺を見上げる桜蝶姫を抱きしめた
途端に驚きの声が上がるが気にしない
紅葉「お前はお前のままでいい。他の自分のことなんて考えるな。さっきも言ったろう？『お前はお前だ』って。それ以上でも以下でもない。
……それでもどうしても不安になるときがあるなら。迷うときがあるのなら。この本丸の皆のことを思い出せ。自分が１年かけて俺たちと積み上げてきたものを信じろ。………大丈夫、お前は１人じゃない」
途中から静かに俺の話に耳を傾けていた彼女だが、最後には嗚咽が漏れ出していた
ずっと我慢してたんだろうな
もっと早くに気付いてやれば良かった
A「主様は……っ、私を必要としてくれますかっ？本物じゃなくてもっ、こんな、私を……っ！」
紅葉「勿論。俺だけじゃない、本丸の皆だってお前が必要だよ」
宥めるように優しく声を紡いでいけば、桜蝶姫は俺の背に腕を回し力を込めてくる
ゆっくりと背中を叩いてやれば、彼女はまた眠った
……時刻は既に４時を回っている
およそ３時間か、と眉をひそめた
紅葉「……何か分かったことは？」
「調査したところ、桜蝶姫にバグが発生したのと同時期に過去への介入が起こった可能性が浮上しました」
紅葉「いつだ？」
「それは……」
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
