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浮上していく意識と、眩しくなる視界
ゆっくりと目を開けて数回瞬きをすれば、目の前には今にも泣き出しそうな紅葉さんの顔
とりあえず一度起き上がろうと身体を動かせば、横から肩を抱いて支えてくれた
決して急かしたり無理に動かしたりすることなくあくまでも私の身体に腕を添えているだけの紅葉さんまじでスパダリ
紅葉「よかった……。心配したんだぞ……？」
しっかり座ったにもかかわらず背に手は回したままで体制を楽にさせてくれる紅葉さんの声は、珍しくかすれていた
弱々しくて今にも消え入りそうな声
まだ冴えきらない目でその顔を見てみれば、私が起きたときの数倍も泣きそうな顔をしている
なんでこの人が泣くのか
私が泣くならまだしも……
と、そこまで考えて今まで何があったのかを思い出した
日向に言われたこと、それを聞いて逃げたこと、小さな寂れた倉に隠れていたこと
それなのに今ここに居るということは
………あぁ、また迷惑をかけた
私は自分のことしか考えてなかった
追い出されたくない、嫌われたくない
そんな感情が先走って、他の皆が私の行動に対してどれだけ動かなければならないかなんて考えすら至らなかった
心の中では諦めてるのに身体はそれを全力で拒否しているようで
もう良いです、出て行きます、ごめんなさい
そう言おうとしても口から出るのは声にならない音
自分の往生際の悪さに悔しくなって、布団をぎゅっと握りしめた
その時、ガシャンッと大きな音が響き渡る
紅葉さんの肩越しに目をやれば、部屋の障子の外で見慣れない顔………日向が棒立ちになっていた
暫く動けないで居た彼は少ししてからこちらに向かってくる
やめて、これ以上追い詰めないで
そんな言葉すら出てこないなんて情けない
私はいつからこんなに臆病になったんだ
日向「っ、ごめん！何も知らなかったとはいえ……あんな無遠慮なことを………っ。本当に……ごめん、なさい……」
A「………え？」
私の前に膝をついた彼から発せられたのは、私の想像していたものとは全く違うものだった
あまりの予想がになできことに肩の力も抜け、素っ頓狂な声を出してしまう
紅葉「……日向にはお前のこと話したから。……日向にも悪気があったわけじゃない。俺が言うのも厚かましいかもしれないが、許してやってくれないか？」
A「許すも許さないも……私、怒ってないですから」
それより私のことって何のことだろ
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
