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〜紅葉side〜
己の恋煩いに一人でもだえてると誰かの声がふと聞こえてきた
それに一瞬で体内の熱が引いていく
もしこの声が三条や伊達や粟田口の子だったら………
あの３バカ太刀に報告されることは間違いない………
特に粟田口短刀は桜蝶姫セコムな所があるから、今のこの状況……“桜蝶姫の寝顔にもだえている(様にしか見えない)状況”は俺の命が危ぶまれすぎる
えっ、俺死ぬの？
ツゥと背中に伝う冷や汗に奥歯をガチガチと鳴らしながらうずくまった状態でチラリと横を流し見た
小夜「……どうしたの」
紅葉「小夜ぉぉ！！」
小夜「抱きつかないで」
紅葉「えっ、反抗期？」
小夜「戦帰りだし……血の匂いとかあるから」
紅葉「良い子すぎ………」
小夜「あと宗三兄さまが顔の赤い主に近づいたら危ないって言ってた」
紅葉「そういやあいつもセコムだったな……」
小夜「特に近くに桜蝶姫さんがいるなら極悪犯レベルの危険度だから何か起こる前にカタを付けろって……」
紅葉「待ってカタって」
小夜「……取り敢えず………斬る？」
紅葉「まてまてまてまて」
小夜「待てないよ。……寝てる桜蝶姫さんの目の前で顔赤くしてうずくまってるって………。流石の僕でも弁護できない」
紅葉「ち、違うんだ！たまたまうずくまった先で彼女が寝てただけで……！！」
小夜「じゃあなんでこんな本丸の端っこの部屋に態々いるの？」
紅葉「たまたま………」
小夜「有罪」
紅葉「ごめんなさい」
俺は何も悪くないんだけどな！？
３バカ太刀ほど過激な子ではないため、小夜(極)のデコピン一発で見逃してもらえた
「今日はこれで許してあげる」とのことだが許してもらえてる気がしないのは何故だろうか、と、くっきり人型の穴が空いた本丸の壁を見つめながら手をつく際に付いてしまった花壇の泥を払った
全身が痛むのには気付かないふりをして縁側に上る
紅葉「……そういえば小夜様はなんでここに？」
小夜「……………はい」
紅葉「これは……！」
俺の態度に一瞬どこぞの籠の中の鳥を思い浮かべるような冷たい目をした小夜だったが、１度目を伏せ何かを懐から取り出した
きっとアレは人間が何かを諦めた瞬間の顔だ
なんて考えながら小夜の出したものを見た
小さな手に乗せられているのは一振りの短刀
紅葉「……今年は随分早く終わったんだな」
にっこりと微笑んで青い髪をなでてやれば、小さな彼はくすぐったそうに目を細めた
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
