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A「あ、の、茜様！私、心当たりがあります」
茜「え！？嘘っ、本当に！？」
私の言葉に目を見開いて詰め寄ってくる茜さんに、思わず半歩後ずさる
が、そんな私の両腕は彼女の細い手によってガシリと掴まれた
その手からは、逃がさない、逃がしてなるものか、とそのような強い意志を感じる
嘘ですそんな意思感じてないです
茜「で、桜ちゃん？一体何が……」
茜さんが詳細を聞こうとそう尋ねてきたと同時に、彼女のスマホが音を鳴らした
ちょっとごめんね、と一言断って電話に出る茜さん
そのほんの数秒後、これでもかと言うほどに瞳が開かれ、その額にはうっすらと汗がにじみ始めた
一体何が、という私の疑問はすぐに解消されることとなる
茜「………昨日帰らないって本丸に連絡入れるの忘れてた……。桜蝶姫の声がバスボイスだった…………私死ぬ………？？」
えっなにそれこわっ
あれだよね？私の口からバスボイス出るって事だよね？
それって物理的に可能なの？不可能じゃない？？
うんそれは確かに生命の危機を感じるわ
A「……茜様、すぐに本丸にお戻りになってご弁明を。私達の不甲斐ない戦の後始末にお付き合い頂いただけですので、きちんと説明すれば分かってもらえるはずです」
茜「いやっ、多分それでもなんで連絡しないんだって責められる……」
A「じゃあ余計に早く帰って謝ってください！」
茜「いやでも、明日までここで桜蝶姫の怒りが静まるのを待てば……」
A「向こうの桜蝶姫にバリトンボイスでお帰りなさいって言ってもらいたいんですか！？」
茜「ごめんね桜ちゃん私帰る又今度ね！！！」
A「お気をつけて！！」
まるで嵐のような足音が聞こえなくなってから、ふぅとため息をついた
結局詳しいことは言い出せないままだったなぁ……
よくよく考えてみれば……いや、考えなくても自分の中に知らない人の霊力があるとか怖いけど………
まぁ実害はなさそうだし問題は無いだろう
逆に実害があるなら琥珀さんや茜さんに手入れしてもらった加州や大般若だって危ないし
そう勝手に自己完結させて、強いていた座布団を片付けようと手を伸ばす
と、開けっ放しになっている障子の隙間から眩しい日差しが差し込んできた
空気が寒いだけあってそれは肌に心地良い
全身から力が抜けるようにその場に崩れ落ちた
報告書書かなきゃなのに……なんて抗う間もないまま私はゆっくりと目を閉じた
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
