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紅葉「馬鹿なこと言うな！！」
先ほどまでの沈みきった雰囲気はどこへやら、怒りと困惑に顔を歪めた紅葉さんは私の二の腕をつかんで叫んだ
琥珀さんと茜さんも同じような顔で事の流れを見守っている
紅葉「どうしてそんなこと言うんだ！？俺に何か不満があったならそう言えばいいだろう！」
まくし立てるように、責め立てるようにそう叫ばれる
かつてここまで真剣に怒られたことはあっただろうかと考えて、あるわけ無いと自答する
腕を握る力が次第に強くなっていき、痛みが生じてくる
巫山戯たこと言ってごめんなさい、とただそれだけ言えば済むのに
A「分かっています。あの程度の敵ごときに後れをとり、主様の戦績に傷をつけた。資材も霊力も消費させてしまって……。
これがどれだけ重罪かくらい分かっています。私一人の処遇で許して頂こうなど、都合の良いことを言っているのは自覚しています……っ」
思ってもいない言葉がスルスルと口からこぼれ出る
紅葉さんはこんなことで私達を責めたりはしない
そんな記憶が一度でもあるならこうなるかもしれないが、どれだけ思い返してもありはしないのだ
しかしこの願いは本当に切実で心の底から願っているような………
この話をしているのが、まるで“私では無い誰か”のような気がして
どうすることもできずにいると、又しても口が開いた
これ以上一体何をしゃべろうというのだ、私の口は
茜「桜ちゃん！！」
己の行動に先が読めず困惑していたところに、茜さんが叫び声を上げた
その声にハッと意識が覚醒し、言葉を紡ごうと開いた口からはもう訳の分からない台詞は出てこなかった
茜「紅葉さんすみません。すこし霊力を送らせてもらいました。………桜ちゃん、調子はどう？」
A「どうとは………普通、です？」
茜さんの言う調子が何を指すのか分からずとりあえず今の健康状態を答えてみる
普通に考えろ私、脈絡なさ過ぎだろ
ほらみろ、茜さんも思わぬ返答に戸惑ってるじゃ無いか
琥珀「……聞き方を変えよう。今こうして会話をしているのはお前の意思だな？」
A「っ、はい」
琥珀さんの言葉に一瞬息を呑んだ
私はこの言葉で初めて気付いたのだ
今、私が私では無かったことに
自分では無い何かに飲み込まれそうになっていたことに
………こっわ
多分今、全身鳥肌でボッツボツになってるよ
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
