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〜紅葉side〜
紅葉「どういう状況なんだ！？大丈夫かっ！！？？」
歪んだ空間の中をがむしゃらに走り抜けた先、己の本丸に足を踏み入れると同時にそう叫ぶ
そのほんの１秒後に長谷部が俺を呼びながら猛ダッシュしてきた
紅葉「何があった！？重傷ってどういうことだ！？」
長谷部「落ち着いてください主！兎に角今は手入れをお願いします！」
長谷部のその言葉に短く返事を返し、手入れ部屋へと走り出す
たまに誰かとすれ違いおかえりと言われるが、それに返している余裕なんてない
脇目も振らず走って着いた手入れ部屋の扉を、勢いよく開け放った
その先に広がる光景は、なんと惨いものなのだろうか
紅葉「な、ん………」
琥珀「…ひでぇな」
茜「あの桜ちゃんまで……」
息をすることすら忘れて立ち尽くす
鼻をつく鉄のにおい
無造作に流されている髪
破れた衣類から見える深い傷
元は真っ白な布団を赤く染める３人には最早意識など無く、線を切られた操り人形のようにそこに在るだけだ
紅葉「と、りあえず手入れ……っ」
はっと我に返った俺はすぐに手入れに取りかかる
部屋の隅に置いてある棚から手伝い札を………
紅葉「……長谷部、手伝い札は………」
長谷部「っ、昨日底をつきました……」
中身のない空っぽの引き出しを見ながら問えば、最も最悪な答えが返ってきた
３人とも重傷どころか、もう折れていたって不思議じゃないくらいの損傷を受けている
手伝い札が無いため俺が手入れをするしかないわけだが、あんな状態の彼らであれば順々に直していく間に折れてしまわないとも限らない
かと言って早期に手伝い札を入手するすべもないのだ
これを絶体絶命と言わず何というのか
突きつけられた現実に頬が引き攣り、乾いた笑い声が口からこぼれ出てくる
頭の中が真っ白になって何も考えつかない
駄目なのか、と握りしめていた拳から力が抜けていった
琥珀「……おい紅葉、まさか諦めたりしねぇよな？手入れできるのはお前だけじゃねぇんだが？」
茜「そうですよ！私達だって審神者です！手入れなんていつもしてることなんですから！」
俺の両隣に進み出て、早く言え、とでも言いたげな目線で琥珀と茜が俺を見る
他本丸の刀剣を手入れするのは通常より多くの霊力を消費する
それを分かった上で、それでも手伝ってくれるというのならば
紅葉「っ！頼む、力を貸してくれ。手入れを手伝って欲しいっ！」
「「了解！」」
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りんご(プロフ) - 輝空さん» まだ書きたいネタがあるので簡潔はもう暫く先かな……とw１年にわたるとは言っても結構更新しない時期とか多かったので……wこのペースでは平日には厳しいかもですが、できるだけ毎日更新できるように頑張ります！(できるとはいってない←) (2018年6月17日 22時) (
レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
輝空(プロフ) - そろそろ完結の予感....？1年にわたる作品....( ´･ω･`)完結しないでくださいね？ネタ尽きても書いてくださいよ？((((更新待ってます！ (2018年6月17日 14時) (レス) id: 13a544a51f (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紗季さん» が、がんばレーーーーーー！！！ (2018年6月17日 2時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
紗季(プロフ) - 桜ちゃーーーーーーーーーン！！！！！生きテーーーーー！ (2018年6月16日 21時) (レス) id: 3bc9efd142 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - アイリ提督さん» 大丈夫だと信じたら大丈夫なのが夢小せt((((殴 (2018年6月14日 19時) (レス) id: ee67fa8af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年1月1日 4時
