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〜茜side〜
買うものは買った
心の準備は出来てる
桜蝶姫の準備も……
茜「……桜蝶姫」
桜蝶姫「分かってるわ」
整った、ね
つい先程とってあげた金魚を眺めながら頬を緩める桜ちゃんを尻目に、私たちはこそりと話し出した
今から桜蝶姫にはある仕事をしてもらう
それも、かなり危険な仕事
茜「……もう一度説明しておくね。
さっき買った桜ちゃんのとよく似たリングをして桜ちゃんの審神者を探す。目的は上手くそこの本丸に潜入してブラックの証拠を掴んでくること。
……こんなに危険な仕事を任せた身として言うことじゃないけど、何かあったら渡してある小型端末ですぐ連絡すること。速く逃げて隠れること。そして……」
桜蝶姫「必ず無事に帰ってくること、でしょう？毎回出陣の度に言われるんだもの、もう覚えてしまったわ」
茜「……そっか！」
確実な証拠無しに桜ちゃんの本丸をブラック本丸として告発することは出来ない
かと言って易々と彼女を本丸に戻らせることだってしたくない
結果的に思いついたのは桜蝶姫を桜ちゃんとして潜入させることだった
自分の刀剣をこれ以上無い危険にさらす考えなのは十二分に理解している
それは私だけじゃなく、これに挑む桜蝶姫だってそうだ
……それでもこの子は手伝ってくれると言った
桜ちゃんを助けたいという私の願いを聞き、動いてくれようとしている
茜「桜蝶姫……。本当にごめんなさい、こんなこと………」
こうしてこの子に頼ることしか出来ない自分が情けなくて俯きそう言葉を紡いだ
桜蝶姫はそんな私を軽く笑い強く握りしめた拳をやんわりと解いてくれる
桜蝶姫「そんな顔しないでちょうだい。安心して良いわ、私は主様のため以外に折れる気なんて無いんだから」
茜「桜蝶姫……！！」
桜蝶姫「っ、わ、忘れなさい！」
いつもの毒づく彼女からは考えられないほどに優しい言葉と笑顔に涙ぐんで抱きしめれば、さっきの言葉を思い出した桜蝶姫は頬を赤く染め叫び出す
もうやだこのツンデレ可愛い
あまりの可愛さに心臓を鷲掴みされたような錯覚に陥り天を仰ぐと目に入るのは赤く色付き始めた空
もう日が暮れてきている
そろそろ始めなければ
強く閉めた腕を剥がし桜蝶姫の目をしっかりと見据える
桜蝶姫はひとつ頷いて人混みの中に消えていった
A「茜様？あの……」
桜蝶姫は何処に行ったのか、という問いを軽く躱して心配そうに眉を下げる桜ちゃんの頭を撫でた
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りんご(プロフ) - 柄ラーさん» うちのニキは真剣必殺あんま出してくれないですね………ごこちゃんの確率がめちゃクソ高いです (2017年12月27日 12時) (
レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - わかります。！！なので、真剣必殺率が高いです。 (2017年12月27日 7時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» 私の所の子も結構やりに狙われますwwまぁその分何故か絶対粟田口の子が一撃で仕留めるんですけどねぇww (2017年12月26日 23時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - うちの本丸のニキは、よく柄までとおして、高速槍にねらわれています。じまん（笑）の初鍛刀です。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 出巴さん» リアルは冬休み入ったので落ち着いております！作る話も大体まとまってきました。が、最近出てきた刀剣男士たちのキャラが曖昧なので勉強中ですww年内には続編出したいと思っていますので、それまで待って頂けると嬉しいです！お待たせして申し訳ありません！ (2017年12月26日 2時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年9月8日 17時
