２２０ ページ44
〜紅葉side〜
赤鶴「安心した。きみは思っていた以上に『良い人間』だったようだ」
紅葉「……そりゃよかった」
赤鶴「そんなに睨まないでくれ。馬鹿にしてるんじゃ無い。こう見えても本当に心から感動してるんだぜ？」
先ほどよりも幾分も柔らかくなった表情で彼は笑う
そのまま眠る桜蝶姫へと手を伸ばし、ゆっくりのその頭を撫でた
赤鶴「……きみになら、この子を任せても間違いないだろう。この子を助けてくれたのがきみのような人間で良かった」
「あんま桜蝶姫に触れるんじゃねぇよ」と束縛系彼氏の言いそうな台詞を言う一瞬前に、�豐櫃呂罎辰�りと呟いた
あっぶね
じゃなくて
今彼が言った言葉を反復しその内容を反復する
その言葉一つ一つを紐解くようにゆっくりと考えていくと、ある考えへと行き着いた
紅葉「ま、さか……お前………」
三日月「前任の�豐櫃�」
喉でつっかえて出てこなかった言葉を三日月が変わるように口に出す
それを受けた彼は目を細めた
それは間違えようも無い肯定の意
赤鶴「そうさ。……今朝。海でこの子を見つけたときは息が止まった。上着から除く“あの傷”から俺たちの知る子だと言うことがすぐに分かったからな」
一期「………“雪嶺”でしたかな」
赤鶴「！……こりゃ驚いた。知っていたのか」
一期「つい先程。茜殿から聞きましたので」
赤鶴「茜……そうか、あの時の人の子か。そうだ、雪嶺だ。俺たちの本丸でのこの子の呼び名は」
＿＿茜『ならば、桜ちゃんを『雪嶺』と読んでみて下さい。あの本丸ではそう呼ばれていましたから』＿＿
あぁやはり
やはりこの子は茜の言っていた本丸の刀剣だったのだ
もう目の逸らしようも無い
茜の話と�豐櫃力辰蝋鵑�類似している
先程茜のコテージで抵抗し続けた3人も、既にそれをやめ事実を受け入れざるを得ない状況だった
今まで桜蝶姫が受けてきた苦しみは俺たちには分からない
前の本丸の惨状を知った今、それが何よりも悔しくて唇を噛みしめた
赤鶴「……さて、そろそろ戻らないとな。主殿に怒られてしまう」
話しは終わった、とでも言わんばかりに腰を上げた�豐櫃枠發妨�かって歩き出す
俺は一度考えるのをやめ彼を呼びとめた
紅葉「……この本丸に来ないか？」
赤鶴「ん？」
紅葉「お前の居る本丸についてはざっくりとだが聞いている。無理して帰ることは無い、ここに居ないか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1747人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» うちのニキは真剣必殺あんま出してくれないですね………ごこちゃんの確率がめちゃクソ高いです (2017年12月27日 12時) (
レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - わかります。！！なので、真剣必殺率が高いです。 (2017年12月27日 7時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 柄ラーさん» 私の所の子も結構やりに狙われますwwまぁその分何故か絶対粟田口の子が一撃で仕留めるんですけどねぇww (2017年12月26日 23時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
柄ラー - うちの本丸のニキは、よく柄までとおして、高速槍にねらわれています。じまん（笑）の初鍛刀です。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: 8cd9c67edd (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 出巴さん» リアルは冬休み入ったので落ち着いております！作る話も大体まとまってきました。が、最近出てきた刀剣男士たちのキャラが曖昧なので勉強中ですww年内には続編出したいと思っていますので、それまで待って頂けると嬉しいです！お待たせして申し訳ありません！ (2017年12月26日 2時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご
| 作成日時：2017年9月8日 17時
