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〜三日月side〜
本丸に戻ってから俺はずっと部屋にこもっていた
そのまま彼女のことを思い出す
が、浮かんでくるのは血にまみれた苦しげな顔ばかり
俺のせいだ
俺のせいでしかないんだ
�豐櫃�悪くないと言えば嘘になるだろう
実際あれが刀装を蔑ろにして遊び始めたのは事実だ
……だが、それに便乗するどころか他の者の刀装を使ったのは俺の落ち度
戦場で緊張感を和ませてしまったのも俺だ
きっと桜蝶姫はもう俺のことなど嫌いになってしまっただろう
自分が大けがをしてしまった原因を好きで居ることなど不可能に決まっている
それならもう良いではないか
もう折れてしまおう
主は手入れに熱中しているためにまだ詳しい話はしていないようだが、詳細が知れれば俺を不問に処すことなど無いだろうしな
どうせ嫌われるならそれを告げられる前に消えてしまおう
そう考えた俺は世に言う身辺整理なるものをし、めいっぱい整えた戦装束で主の部屋へと向かった
夜遅くに部屋へ入れば主は眠っている
ずっと手入れをしていたせいか、疲労の色が濃い
起こすのも悪いと思い、主が起きるまで横に座って待つことにした
紅葉「ぅ………っ」
夜も明けて大分明るくなってきた頃、小さな呻き声と共に主はのそのそと起き上がる
紅葉「ったくあのゴリラめ……次は絶対俺が一撃くれてやるからな……」
三日月「……主や」
紅葉「うぅおっっどぅふぁ！」←
俺が居ることに気付いていなかった主は急な声かけに驚き、足元の布団に足を取られて転んだ←
紅葉「いって………どうした三日月、そんなところで」
三日月「……俺を刀解処分として欲しい」
紅葉「待て俺の渾身のボケをガチスルーしてシリアスをスパーキングしてくるのやめろ」
三日月「俺は本気だ」
紅葉「俺だって本気だよ！！本気でボケたよ！！」
何やら言い返してくるが、殆ど聞いては居ない
そんな俺の様子を見て、主は深い溜息を吐いてから事の経緯を聞いてきた
俺は昨日の戦場でのことを事細かに話し、昨晩の思考とともに既にこの本丸から立ち退くつもりである旨を伝えた
紅葉「……お前馬鹿だろ」
三日月「何？」
紅葉「あんだけ重傷負わせておいて、お前は彼女に謝りもせずに逃げるのか？それは何よりも卑怯な選択だってことくらい理解しやがれ」
卑怯、か……
だがもう卑怯で良いのだ
俺は刀剣男士としてあるまじき行為を働いたうつけなのだから
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名無し - 三日月オチ…というか分岐オチお願いしたいですね、はい。更新頑張ってください (2020年10月13日 4時) (
レス) id: 1951cf5541 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紅葉(もみじ)さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！なんとっ！すみません……鶴さんのはわかりませんが、曽祢さんはでき見つけ次第なおします！ご指摘ありがとうございました！ (2017年9月23日 1時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(もみじ) - 面白いです！この勘違いっぷりも、むっすりな三バカ太刀も(笑)一つ気になったのが、長曽祢の祢が根になっているところです、それと、頻繁に鶴丸さんの鶴が文字化けして□に囲まれた左の字になっているところです。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: 9e104fe06a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 白時さん» 本当ですか！？そう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！更新まちまちですが、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2017年9月8日 19時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
白時 - この小説すごく面白いですね！続きが早く読みたいです!! (2017年9月8日 7時) (レス) id: 0696f10d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年6月24日 16時
