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1階の色んな部屋をウロチョロしながらダイニングに向かうと、まだ誰も居なかった
私が一番乗りやったね。とか真顔で言ってみる
……誰も居ないことを願うときこそ誰か居るものだよねー
誰かの気配がして振り向けば私に続くように部屋に入ろうとした3人が居た
同田貫「よ、よぅ。もう終わったのか？」
御手杵「大丈夫！ななな何も聞いてねぇから！！」
獅子王「俺もだから安心しな！！」
何処かどもりながらであったり目を逸らしながらであったりで返してくる彼らの反応から、手遅れであることを悟る
そんな彼らから私も目を逸らすように顔を両手で覆い俯いた
恥ずかしすぎて顔上げれない
A「……今ほど消えてなくなりたいと思ったのは久々です」
獅子王「……は？」
A「え？」
前言撤回
獅子王のガチトーンと夏の暑い気温をガチスルーした冷たい雰囲気に私の顔は反射的に上がった
ごめんなさい嘘ついたわけじゃないですさっきはホントに上げれなかったんです
同田貫「久々、なのか？そんな風に思うの」
御手杵「初めてじゃなくて？」
A「えっ、は、はい。以前は毎日のように思ってましたから……」
学年集会で模範解答と比較されながら私のテストの珍回答を淡々と読み上げられてるときなんかは特にね！
最初は先生との1対1、次はクラスで、その後学年とかグレードアップありがとう嬉しくなかったですよこの野郎ハーゲ！！
始まりそうになった先生達への愚痴はさっきよりも一層冷えた空気によって強制終了させられた
3人の顔は見る見る険しくなっていく
獅子王「それってどんなとき……」
長谷部「ん？如何したお前ら。何かあったのか？」
獅子王が何か言いかけたときに扉が開き、そこから顔を出した長谷部が異様な空気を察知しそう尋ねてくる
今の彼は、状況こそ理解できていないもののこの空気をぶっ壊すことの出来るKYの固まりであることは間違いない
よし、逃げてやる
A「……何でもありませんよ。お話はここまでにしましょうか」
私だって愚痴りたいが、テストとかの話したって彼らには理解できないだろうし
最後にゆっくり微笑んで状況をまったく理解できていない長谷部と共に椅子に座る
そこで紅葉さんの話に花を咲かせることによって彼らを遠ざけた
長谷部は空気を読み少し控えめな態度だが、そもそもこの部屋の中で彼の存在自体が空気を読めていないのはこの際黙っておこう
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名無し - 三日月オチ…というか分岐オチお願いしたいですね、はい。更新頑張ってください (2020年10月13日 4時) (
レス) id: 1951cf5541 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 紅葉(もみじ)さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！なんとっ！すみません……鶴さんのはわかりませんが、曽祢さんはでき見つけ次第なおします！ご指摘ありがとうございました！ (2017年9月23日 1時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(もみじ) - 面白いです！この勘違いっぷりも、むっすりな三バカ太刀も(笑)一つ気になったのが、長曽祢の祢が根になっているところです、それと、頻繁に鶴丸さんの鶴が文字化けして□に囲まれた左の字になっているところです。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: 9e104fe06a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 白時さん» 本当ですか！？そう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！更新まちまちですが、楽しんで頂けると嬉しいです！ (2017年9月8日 19時) (レス) id: 4be69f9f7e (このIDを非表示/違反報告)
白時 - この小説すごく面白いですね！続きが早く読みたいです!! (2017年9月8日 7時) (レス) id: 0696f10d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年6月24日 16時
