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翌日
肌寒さに小さく身震いし目を覚ます
布団から腕を伸ばして障子を開ければ外は薄暗かった
まだ日は昇っていないのだろう
意識が覚醒しきってしまい、もう一度眠るのは不可能そうだったのでさっと布団をたたみ寝間着に羽織を羽織って外に出た
本丸徘かi…探検の始まりである←
とはいってもまぁ行く場所は決まっているのだが
庭だ
何で庭かって？
雪で遊びたいからに決まっているじゃないか←
実は生まれてから今まで雪なんてお目にかかったことが無かったりする
え？部屋の前に積もった雪で遊べばいいんじゃないかって？
そんなことしたら私が雪遊びしたってバレるじゃないか←
それが嫌だから昨日短刀ちゃん達が遊んでた大きな庭まで行くんだよ←
と一人で悶々と考えていると庭に着いた
庭には沢山のデコボコがある
うむ、問題ない←
確か雪はとてつもなく冷たいって聞いたことがある
そーっと、そーーっと
と、縁側にしゃがみ込み恐る恐る雪に向かって手を伸ばす
鶯丸「何をしているんだ、こんな早くに？」
A「うひゃぁ！？」
もう少しで触れると言うところで鶯丸からの奇襲攻撃を仕掛けられ、ぱっと手を引っ込める
空気読めよ爺←
A「お、おはようございます、鶯丸様。雪を見ていたのです。今まで見たことがなかったので」
あぁ、雪触りてぇな…
鶯丸に返事を返しながら自分の欲を何とか押さえる
目線が雪から離れないのはこの際許して欲しい所だ
鶯丸「…そうか。ここでは沢山の景趣を見ることが出来る。お前の気を引くものもあるだろう。楽しむといい」
そう言いふっと微笑んで私の頭をポンポンしてきた
私は無事に死んだ←
その後足風呂感覚で雪に足を突っ込みながら鶯丸による大包平劇場を鑑賞する
１時間後、足先が赤くふくれあがり痛みと痒みで悶絶する桜蝶姫の姿が目撃された←
ーーーーーーーーーー
〜鶯丸side〜
朝、早く起きて本丸内を徘徊する
ふと、縁側に桜蝶姫がしゃがみ込んでいるのが見えた
何をしているのかと聞けば、愛らしい悲鳴を上げて俺を視認し、雪を見ているのだと言った
それ以降一度もこちらを見ず物憂げな表情で雪を見ているのだから余程気になるのだろう
他の景趣もあることを伝え頭を軽く撫でてやると、頬を薄く色付けて微笑んだ
その後大包平の話を桜蝶姫は雪に足を入れながら聞いていた
霜焼けは気にしなくて良いのかと聞いたときには既に手遅れだった←
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クロノト(プロフ) - う〜んお母さんもお母さんでコワイな (2022年10月22日 13時) (
レス) @page28 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 絵すごい上手ですね！僕こうゆう話すごい好きです！僕が絵を書くと頭がパイナップルみたいになるのですごいですね！画力分けて欲しいくらいです！ (2022年1月19日 3時) (レス) @page30 id: 8ea6652359 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - 香恋さんにとても同感です！ (2022年1月5日 1時) (レス) @page30 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 話も面白いし、絵すごい上手ですね！見た時びっくりしました！この話とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: e1e3ded61a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ - ２３の小狐丸が子狐丸になっています (2019年10月1日 19時) (レス) id: 977f6c68bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年2月13日 23時
