２６ ページ34
〜三日月side〜
桜蝶姫は食後の餡蜜を頬を押さえながら幸せそうな顔をして食べている
が、量はないためすぐに無くなってしまった
もう一度あの顔を見ようと餡蜜を渡してやれば満面の笑みで礼を言ってきた
横に居た一期が鼻を必死に押さえ、鶴が真顔で吐血したことを誰も責められはしない←
そして爺共はこぞって桜蝶姫に餡蜜を献上し、あの笑顔を見ては魂を飛ばしていった←←
食後、桜蝶姫は短刀達の戦話を聞いていた
彼女があまりにも誉めるものだから短刀達も自慢話が止まらない
そんなほほえましい光景を皆して見守っていた
燭台切「さぁ桜蝶姫さん、お風呂湧いたから入ってもう今日は休むと良いよ」
時計を見れば既に亥の刻(22時)だった
A「もうそのような時間ですか…。主様、一つお聞きしてよろしいですか？」
彼女は時計を確認し、ふと主の方へ顔を向けそう聞いた
紅葉「おぉいいぞ。どうした？」
A「あの…今晩のお相手は誰がするのでしょうか？」
にこにことしていた主は桜蝶姫のその言葉を聞いて目を見開いた
勿論、主だけでなくここに居るもの全員
A「元々夜は得意な方ですし、3日ほど眠っていたようなので一晩起きていられますよ？皆様は戦や遠征などで疲れておられるようですし…。宜しければ今夜は私にお相手させてくださいませ」
土下座の体制でそう主に頼み込んだ
念を押すように主を強く睨めば、真顔で残像さえ見えるような速さで首を横に振る
紅葉「あ、あのな、桜蝶姫？昼間も言ったとは思うがこの本丸ではそんなことはしない。だから気にせず休んでいいんだぞ？」
A「ですが…主様はそれで宜しいのですか？お悩みなどあればそれも聞いてお慰め致しますよ？」
紅葉「本当に！ほんっとうに大丈夫だから！良いから休め！」
A「…わかりました。ですが、もしお望みならば遠慮無くお声かけください。では先に休ませて頂きます、おやすみなさいませ」
主が必死に説得すればやっと休む気になったようで部屋から出て行った
それと同時に五虎退がすっと立ち上がり主の前まで歩いていく
五虎退「例え主様でも…っ、桜蝶姫様に手を出すのはこの僕が許しません…っ！」
そして、そう強い意志を持った目で主に訴えかけた
主は五虎退がはっきりと自分の意思を言ったことに驚きながらも、絶対にしないと真剣な目で返した
よし、とりあえず前任暗殺計画立てよう←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1292人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロノト(プロフ) - う〜んお母さんもお母さんでコワイな (2022年10月22日 13時) (
レス) @page28 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 絵すごい上手ですね！僕こうゆう話すごい好きです！僕が絵を書くと頭がパイナップルみたいになるのですごいですね！画力分けて欲しいくらいです！ (2022年1月19日 3時) (レス) @page30 id: 8ea6652359 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - 香恋さんにとても同感です！ (2022年1月5日 1時) (レス) @page30 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 話も面白いし、絵すごい上手ですね！見た時びっくりしました！この話とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: e1e3ded61a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ - ２３の小狐丸が子狐丸になっています (2019年10月1日 19時) (レス) id: 977f6c68bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご
| 作成日時：2017年2月13日 23時
