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〜紅葉side〜
髭切「主！桜蝶姫が起きたって本当かい！？」
膝丸「だからそうだと言っているだろう兄者！」
紅葉「うぉお！？」
そう叫んでいきなり部屋に入ってきた源氏兄弟
２人は入室早々桜蝶姫のもとへ駆け寄ったが彼女は覚えていないらしく、それを聞いた２人は目に見えて沈んでいた
俺の部屋に勝手に入って脅かすからだざまぁみろとは思っていない←
さて、桜蝶姫からの了承が得られ、晴れて俺は彼女の主となったわけだが…
やはりまだ主という存在に不安を感じるのだろう
少しそわそわしているように見える
…彼女は前の本丸で何をされてきたのだろう？
ふと頭に浮かんだ疑問だった
紅葉「桜蝶姫」
我慢がきかず彼女の名を呼べば、はいと短く返事してその綺麗な瞳で俺を見る
紅葉「できれば、なんだが…。前居たところのこと、教えてくれないだろうか？」
そう聞くと彼女は目を見開いて視線をさまよわせ、暫く考えてこう言ってきた
A「…構いませんが、何をお話ししましょう？」
紅葉「そう、だな…。向こうの日常を聞きたい」
A「日常、ですか…」
A「そうですね…。朝から…泣き声と叫び声が聞こえて…皆…震えています。昼も同じで…。夜になったら…必ず誰か呼ばれるんです。でも…誰も逆らえなくて…。途中で寝ることは許されませんでした。一晩中お付き合いして…眠ったら…後片付けをします。その後、ようやく眠ることができます。…お呼ばれがなかった日は…皆で身を寄せ合って…助けてと言う声に必死に耳をふさいで眠るんです」
A「それが私の…私たちの日常でしたね」
辛そうな、悲しそうな顔をしながら話すも、最後はそう言って笑う
想像を絶する…なんてそんなレベルの話しでは無かった
そんな俺からしたら非日常なことが、向こうでは当たり前だった
そう考えると胸が苦しくなって…
紅葉「よく頑張った…！よくっ、耐えたなっ…！ここではそんなこと、絶対にないから…！大丈夫だからなっ…」
桜蝶姫を抱きしめそう言えば、彼女はおずおずと背に手を回して
A「ありがとう、ございます…主様」
そう言った
彼女の身体は、思っていたよりもずっと細く、小さかった
…ふと顔を上げればいつの間にか三条刀が揃っている
鶴丸と小烏丸、一期、鶯丸に燭台切もいた
恐らく桜蝶姫の話を聞いていたのだろう
鬼のような、ではなく鬼の形相
年長組の恐ろしさやばい
と、痛感したのだった
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クロノト(プロフ) - う〜んお母さんもお母さんでコワイな (2022年10月22日 13時) (
レス) @page28 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 絵すごい上手ですね！僕こうゆう話すごい好きです！僕が絵を書くと頭がパイナップルみたいになるのですごいですね！画力分けて欲しいくらいです！ (2022年1月19日 3時) (レス) @page30 id: 8ea6652359 (このIDを非表示/違反報告)
鱗川 - 香恋さんにとても同感です！ (2022年1月5日 1時) (レス) @page30 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 話も面白いし、絵すごい上手ですね！見た時びっくりしました！この話とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年5月12日 12時) (レス) id: e1e3ded61a (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ - ２３の小狐丸が子狐丸になっています (2019年10月1日 19時) (レス) id: 977f6c68bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2017年2月13日 23時
